悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

闘いすんで日が暮れて

2016-09-09 19:14:50 | 雑記

なぜ、最近、母の訴えが多くなってきたのか、わがままの度合いが増強してきたのか、
年のせい、痴呆がでてきたのかと、主に母のせいにして受けとめてきた。
けんか腰、かつ、どぎつい冗談を交えてのやり取りを通して、やっと見えてきた。
3~4時間放っておかれ、寂しい思いをしているのが原因だったようだ。

自分の膝が頼りなく、痛みも出たので、昨年12月から、ほぼ毎日歩くようになった。
これまで母の在宅時は、常に、そばに座って本を読んだり、パソコンに向かっていた。
たまに、5~30分くらいの買い物に出ることはあったが、ほとんど一緒だった。
ところが、毎日歩くようになると、午前中9:30~11:30の間、母はいつもの部屋で
1人になる。家人は別の部屋にいて、10:00にお茶とおやつがだされる。

7月以降、暑い日が続くと、午後、外に出ることも減少した。
母との散歩や喫茶や買い物なども極端に減った。
私も、歩きのために、読書の時間が4時間くらい減ったので、時間を取り戻そうと、
午後は、ひたすら母のそばに座り、本を読むか、パソコンに向かってきた。

「そばにいれば良いだろう」という思いもあり、軽率な息子は、自己欺瞞に陥っていた。

そんな生活が9ヶ月続いている。その影響が、夏、外に出なくなった頃からでてきた。
これが、現時点での私の推論である。

だが、あまり賢くもない息子は、環境や対応を変え、母の処遇(世話)を好転させる、
という対応は、まだ、しようとは思うに至ってはいない。

ウイスキーの水割りを飲み、母を右手の視野におきながら、駄文を書き連ねている。
寝る時間が近づいてくると、母の訴えも減ってくる。
日々の闘いも、間もなく終わる。