大紀元エポックタイムズ・ジャパン

「真実と伝統」をモットーに、明日を生きる上で判断材料となる有益な情報を日々発信しております。

コーヒー豆の「出がらし」の新たな価値:コンクリートの耐圧強度が大幅に向上!

2023-09-19 | 自然・科学

最近、オーストラリアのある大学では、熱分解後のセメントにコーヒーかすを加えることで、セメントの強度を大幅に向上させることができました。(kikisorasido / PIXTA)

 

毎年、世界で約100億キログラム(1000万トン)のコーヒー豆の出がらし(コーヒーかす)が出てきてしまいます。通常、その出がらしは環境臭気の除去(脱臭剤)や肥料の副素材などに使用されますが、実は、コーヒーかすの大部分はほとんど再利用されていないのです。ところが、最近、オーストラリアのある大学は、コーヒーかすを熱分解し、コンクリートに添加することにより、コンクリートの耐圧強度が大幅に向上することを発見しました。

オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)の研究チームは、コーヒーかす(SCG)を無酸素環境の下で熱分解し、それをSCGバイオ炭(使用済みコーヒーかすを材料とした、生物の活性化および環境の改善に効果のある炭化物)に変換し、コンクリートに添加することで、コンクリートの耐圧強度を30%向上させることに成功したのです。この研究成果は、最新の『ジャーナル・オブ・クリーナー・プロダクション』(Journal of Cleaner Production)に発表されています。

【続きはこちら】

 

コーヒー豆の「出がらし」の新たな価値:コンクリートの耐圧強度が大幅に向上!

毎年、世界で約100億キログラムのコーヒー豆の「出がらし」(コーヒーかす)が生成されています。通常、環境臭気の除去や肥料の製造などに使用されますが、実はコーヒーかす...

 

 


 

大紀元日本 LIFE


 
暮らし】 【健康・美容】 【文化・歴史】 【教育・道徳】 【自然・科学】 【エンタメ】 【コラム
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アングル:酷暑の米国、労働... | トップ | コロナ後遺症で脚が赤紫にな... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自然・科学」カテゴリの最新記事