午後の運動前に1度にカフェインを摂取した場合、身体の最大脂肪酸化量が30%増加するという研究結果が発表されました。(asaya / PIXTA)
コーヒーの摂取は、目覚めや爽快感に加え、有酸素運動時の脂肪燃焼の増加につながり、体脂肪の減少やパフォーマンスの向上が期待できます。また、午後の運動前のタイミングでカフェインを摂取すると、体内の最大脂肪酸化量が30%増加するという研究結果も出ています。
2020年7月に『The Journal of Nutrition』に掲載された研究によると、米国の20~44歳の女性において、1日に2~3杯のコーヒーを飲む人は、コーヒーを飲まない人に比べて総体脂肪が2.1%、体幹脂肪が2.9%少なく、同年齢の男性では、それぞれ1.3%、1.8%の数値でした。
全体として、コーヒーの摂取は男性の体脂肪にあまり大きな影響を与えないことが示されました。特にコーヒーの摂取は、女性では体幹部分の肥満を抑制する効果があり、研究者は、健康的な食事にコーヒーとその有効成分を加えることで、肥満に伴う慢性疾患のリスクを低減できる可能性があると考えています。
また、スペインのグラナダ大学生理学部の研究では、コーヒーに含まれるカフェインが脂肪の酸化を促進し、運動能力を向上させることが判明しました。
研究では、平均年齢32歳の男性15人が参加し、毎日午前8時と午後5時に体重1kgあたり3mgのカフェインまたはプラセボを摂取し、吸収を確保するために30分の休憩を挟み、その後運動テストを実施しました。その結果、プラセボ群と比較して、カフェイン群では運動中の最大脂肪酸化量が午前で平均10.7%、午後で29%増加したことが明らかになりました。
研究チームは、午後にカフェインを摂取し、中強度の有酸素運動と組み合わせることが......
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