今夏、中国がメコン川上流に建設した一連の大規模ダムは、下流域の深刻な干ばつを悪化させた (Photo by LILLIAN SUWANRUMPHA/AFP via Getty Images)
前回:国際条約を無視する中国共産党 メコン川上流に建設したダムで下流に深刻な損害(1)
- 政治的駆け引きの道具
王維洛氏は、中共にとってダムが、東南アジアを支配するための戦略的武器になっていると警告した。 中共にとって、上流のダムを支配することは、東南アジア諸国に影響を与えるための重要な政治的切り札なのだ。
2016年3月、メコン川の水量の減少が、ベトナムの水田に深刻な干ばつと海水の逆流を引き起こした。 アジア太平洋地域の政治・社会ニュースを扱う英字政治専門誌『ディプロマット』によると、中共政府は下流国を支援するために前例のない放水を行ったという。
中国外務省の陸慷報道官は記者会見で、「友好国が困難な状況にある時、助け合うべきであることは言うまでもない」と述べた。
実際には、中共の援助には他の目的があることが証明された。1週間後、当時の李克強首相が司会をして、「瀾滄江・メコン川協力」(LMC)の初の首脳会議が中国南部熱帯海南島の三亜市で開催された。
公式発表によると......
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