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小林製薬は2025年2月19日、大阪市内で臨時株主総会を開催し、大株主である香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が提案した紅こうじサプリメントによる健康被害問題の再調査と新たな社外取締役3人の選任を否決した。日本経済新聞などメディア各社が報じた。
総会では、オアシスが提案した2つの議案を否決した。提案した議案のひとつは、「内部統制や品質管理体制を含む紅こうじ問題への対応の妥当性を再調査する担当者の選任」もうひとつは「新たな社外取締役3人の選任」だ。しかし、いずれの議案も7割強の反対比率で否決され、小林製薬側の主張が通る形となった。
オアシスは2024年12月末時点で小林製薬株の約10.1%を保有する大株主である。一方、小林製薬の広報担当者によると、創業者と一定の親族関係がある株主の保有比率は約3割とされている。株主提案が否決された背景には、創業家が多くの株式を保有していることに加え、オアシスへの支持が広がらなかったことがあると考えられる。
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