朝の光が古城の一隅に差し込み、青石板の小道を通して小さな茶館の前に注ぎ込んでいる。茶館の主人、阿蓮さんは、新しく淹れた普洱茶を青花瓷のカップに注ぎながら、その手首は軽やかに動き、茶水は一滴も無駄にせずカップに美しく収まっている。
茶館の外では、早起きのお年寄りたちが木製の長椅子に座り、お茶を楽しみながら会話を弾ませている。彼らの顔には歳月の刻まれたしわがありながらも、穏やかな満足感が漂っている。
茶の香りが古城の朝の空気と混じり合い、人々を遠い昔の静かな時代に引き戻すかのようだ。
ここは大理、中国雲南省西部に位置する古い都市で、その独特な自然風光と豊かな文化的背景で多くの観光客やバックパッカーを惹きつけている。
「高原の真珠」と呼ばれるこの山城で、緑豊かで陽光に恵まれたこの場所は、多くの特立独行の人々や好奇心旺盛な人々のオアシスであり、筆者の故郷でもある。
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