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魯迅先生はかつて、中国には価値あるものを残していくのは困難だと言ったことがある。確かに中国当局は、価値の分からないものは徹底的に破壊し尽くすが、一旦その価値が分かれば、無理やり自分の懐に入れてしまう。
中国国内外の芸術界から、フランスの芸術家たちが集まる「モンマルトルの丘」に匹敵すると称えられる広東省広州市の小谷囲芸術村が、広州市および広東省政府の蛮行により破壊された。ただ、まだ完全には破壊され尽くしてはいない。
芸術品のように美しく、個性豊かなデザインの素晴らしい逸品の別荘165棟の内、163棟がすでに跡形もなく壊された。「建物の“死体”に覆われた芸術村」に、別荘が2棟だけぽつんと残されているのがとりわけ目を引く。
なぜ、この2棟だけが一時的に「殺戮」を逃れたのか。この2棟の別荘の主人も、他と同様に黄色い肌と黒い目の持ち主である。彼らは一体どのようにして、すでに人間性を失ってしまった悪徳官僚に、破天荒にも、理知を持たせ、罪悪を止めさせ得たのであろうか。
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