アメリカ上院司法委員会は2月13日、12対10でカシュ・パテル氏のFBI長官指名を承認し、上院本会議での審議への道を開いた。上院は早ければ来週にもこの指名を審議する見通しだ。
上院司法委員会のチャック・グラスリー委員長は、「パテル氏はそのキャリアを通じて正義のために尽力してきた人物だ。公選弁護人として国家権力に立ち向かう被告人を弁護し、議会スタッフとして法制度の政治的利用を調査した。また、重要な国家安全保障の職務を歴任し、アメリカ市民を外敵の脅威から守ってきた」と述べた。
さらにグラスリー氏は、「FBIは政治的偏向に侵され、武器化されてしまった。この問題を認識し、これを暴露し、改革を目指しているのがパテル氏だ。次期FBI長官にふさわしい人物だ」と強調した。
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米上院司法委 パテル氏のFBI長官指名承認 本会議へ
共和党がFBI長官候補のパテル氏を評価する一方、民主党はその過去の発言や行動を問題視し、指名に反対。支持と批判の両極を生む中、上院での最終的な承認が注目されている。
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