昨年、謎に包まれた国家、北朝鮮からの輸出額が回復を見せた。貢献したのは、「中国製」として世界中の化粧品店で販売されている数百万ドル相当のつけまつげだ。写真は中国東部の平度に拠点を置くつけまつげ加工会社、夢雪莉(モンシェリー)でつけまつげ生産に携わる従業員ら。2023年11月撮影(2024年 ロイター/Tingshu Wang)
[ソウル/平度(中国) 3日 ロイター] – 昨年、謎に包まれた国家、北朝鮮からの輸出額が回復を見せた。貢献したのは、「中国製」として世界中の化粧品店で販売されている数百万ドル相当のつけまつげだ。
実際には北朝鮮で生産されたつけまつげの加工・包装は、同国にとって最大の貿易相手国である隣国、中国で公然と行われている。金正恩体制にとっては、国際的な経済制裁の抜け道として貴重な外貨獲得源だ。
ロイターはつけまつげ生産業界の15人をはじめ、貿易問題に詳しい弁護士や北朝鮮経済の専門家など計20人に取材した。明らかになったのは、中国拠点の企業が北朝鮮からの半製品を輸入して、中国製として仕上げ、包装するシステムだ。
貿易に直接関与する企業で働く8人の関係者によれば、完成したつけまつげ製品は西側諸国、日本、韓国などの市場に輸出される。
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