アメリカ政府効率化省(DOGE)は2月17日、財務省が行った総額約4.7兆ドルの支払いについて、口座識別コードの欠落により追跡がほぼ不可能であると明かした。
DOGEによると、財務省は「財務省アクセス記号(TAS)」と呼ばれる識別コードを付与しており、これは各支払いがどの口座に紐づいているかを記録するための「標準的な財務プロセス」だという。しかし、同局によると、TASコードの入力は「任意」としており、その結果、数兆ドルに及ぶ支払いにコードが付与されていなかった。
DOGEは、X上で「連邦政府では約4.7兆ドルの支払いにおいてTASコードは任意の項目とし、多くの場合、空白のまま処理していたため、追跡はほぼ不可能だった」と投稿した。
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米財務省の4.7兆ドル支払い 識別コード欠落で追跡困難に
米財務省の4.7兆ドル支払いが識別コード欠落で追跡困難に。2月17日以降、コードが必須となると明かした。
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