世界保健機関(WHO)が進める「パンデミック条約」の交渉において、アメリカが離脱を表明したことが明らかになった。この動きにより、WHOが主導する国際的な感染症対策の強化に向けた取り組みの行方が不透明になっている。
WHOのテドロス事務局長は2025年2月17日、スイス・ジュネーブで開かれた政府間会合の冒頭で、2月14日にアメリカから交渉枠組みからの離脱通告を受けたと発表した。テドロス氏は「決定を遺憾に思う」と述べ、加盟国に交渉の妥結を急ぐよう訴えた。
パンデミック条約は、新型コロナウイルスの感染拡大の教訓を踏まえ、感染症対策を強化するための新たな国際的な枠組みとして、約3年前からWHO加盟国間で協議が続けられてきた。
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WHO「パンデミック条約」交渉 米国の離脱表明で不透明化
世界保健機関(WHO)が進める「パンデミック条約」の交渉において、アメリカが離脱を表明したことが明らかになった。今後のWHOや各国の対応に注目が集まっている。
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