オランダの情報機関は最新の報告書のなかで、違法に先端技術を入手しようとする中国は経済安全保障上の最大の脅威だと指摘した。
写真は記者会見に臨む情報保安局(MIVD)のヤン・スウィレンス局長(左)と総合情報保安局(AIVD)のエリック・アーカーブーム局長。(Koen van Weel/ANP/AFP via Getty Images)
中国共産党のスパイ工作が欧米諸国で摘発されるなか、オランダの情報機関・総合情報保安局(AIVD)は17日に報告書を発表し、違法に先端技術を入手しようと試みる中国は経済安全保障上の最大の脅威だと指摘した。
総合情報保安局は「商業スパイと秘密投資等の脅威に関する年次評価」と題する報告書のなかで、「オランダは中国を主要な貿易相手国と見ているが、中国は企業買収、学術協力、違法な(デジタル)スパイ活動などを通じてオランダのハイテク企業から技術を得ようとしている」と指摘した。
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オランダ情報機関「中露は最大の脅威」 半導体の輸出規制も
オランダの情報機関は報告書を発表し、企業から先端技術の窃取を試みる中国共産党が国家安全保障上の脅威であると指摘した。
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