写真は2023年2月21日、北京で最大規模のチベット仏教寺院「雍和宮」を参拝する人々。(Kevin Frayer/Getty Images)
景気の低迷による「史上空前の就職難」が大きな社会問題になっている中国で、将来に不安をかかえる若者たちを中心に「神頼み」が流行っている。
また、一攫千金の夢をかなえる「宝くじ」のほか、特定の信仰に限らない「寺院巡り」や、コロナ前では少数派の趣味であった「タロットカード占い」が今では大人気だという。
オンラインでも学べる「タロット占い師」の養成団体は、コロナ前では年間を通じても約300人しか受講者がいなかったが、最近は2021年の上半期だけでも受講者が7万人以上に急増しているそうだ。シンガポールの華字紙「聯合早報」などが報じた。
また、中国財政省のデータによると、今年1月~5月までの全国の「彩票(宝くじ)」の売り上げは日本円でおよそ4兆3000億円と、前年同期比より1.5倍も増えたという。
今年3月以降、中国のSNS上では......
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中国で「神頼み」がブーム 将来に不安かかえる若者が中心、宝くじ売り上げも1.5倍に
「史上空前の就職難」が社会問題になっている中国で、若者たちを中心に「神頼み」が流行っている。各地の寺院への参拝客が急増。「宝くじ」の売り上げも1.5倍になった。
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