写真は2023年7月29日、黒竜江省ハルビン市「ハルビン国際会展体育センター」で行われたサッカーの試合に出場する選手や観客が天に向かって指を突き立て、「紅河谷(Red River Valley)」を合唱するところ。(SNS投稿画像)
黒竜江省チチハル市の中学校(チチハル第34中学)で7月23日、体育館の屋根が崩落する大事故が起きた。事故発生時に体育館内で練習をしていた女子バレーボール部の生徒や教員らが下敷きになり、中国当局はこれまでに11人の死亡を確認したと報じている。
この信じ難い事故をめぐり「おから工事(手抜き工事)」の疑惑や「当局への責任追及」の声も噴出している。当局は、世論誘導に躍起になるとともに、遺族を抑え込むことで「安定維持」を図ろうとしている。
- 「民衆の怒り」に火が着いた
何の罪もない、愛らしい花のような中学生の命が、絶対にありえない事故で理不尽に奪われた。
中国の民衆の心は今、愛する娘を亡くして悲しみに暮れる保護者に寄り添うとともに、事故を起こした(そのような欠陥建築を容認した)当局に対する「怒り」に燃え上がっている。そうした怒涛の民意を前に、内心は震え上がっているのが現地の当局なのだ。
29日、チチハル市と同じ黒竜江省のハルビン市にある「ハルビン国際会展体育センター」で行われたサッカーの試合で、出場する選手や観客らが天に向かって、両手の人差し指を突き立てた。
それはまさに「11人」を示すハンドサインである。これを機に......
- 中国当局の「冷酷な対応」を糾弾
- 現場に「桃の缶詰」が送られてくる訳
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