上海のオフィスビルの空室率が現在20%に達し、その経済の停滞が明らかである。2022年7月11日に上海上空で撮影(Photo by Hector RETAMAL / AFP)
上海のオフィスビル市場は今、20%を超える空室率という過去最高の記録を更新した。不動産コンサルティング会社のCBRE Group Inc.の統計によると、上海の甲級(高級)オフィスビルの空室率は20.9%で、前四半期から1.1ポイント、前年同期からは2.8ポイント増加している。専門家は経済の低迷と賃料の下落が続く中、上海の経済回復の困難さを警告している。
また、商業不動産サービスのCushman & Wakefield Inc.が提供するデータによると、今年の第一四半期における上海の甲級オフィスビルの純吸収量(新規需要)は8万5800平方メートルで、前四半期に比べて9.86%の減少、前年同期に比べては37.49%の大幅な減少を見せている。
供給過多により賃料が下降している。CBRE Group Inc.の統計によれば、上海のオフィスビルの第一四半期の月額賃料は平方メートル当たり266元(約5800円)で、前の四半期と比べて0.7%の減少を見せている。
- オフィスビルの賃貸市場は低迷
- 上海の繁栄、もはや過去の話
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