ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏は26日、武装蜂起後初めて沈黙を破り、政府を転覆させる意図はなかったとのコメントを発表した。24日撮影(2023年 ロイター/Alexander Ermochenko)
[26日 ロイター] – ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏は26日、武装蜂起後初めて沈黙を破り、政府を転覆させる意図はなかったとのコメントを発表した。一方バイデン米大統領は、蜂起に米国とその同盟国は関与していないと述べた。
プリゴジン氏はテレグラム上に投稿された11分間の音声メッセージで、「我々は抗議デモとして行ったのであって、ロシアの現体制と合法的に選出された政府を転覆させることが目的ではなかった」と表明した。また、進軍の目的はワグネルの破壊を回避し、ウクライナに対する「特別軍事作戦」で過ちを犯した者の責任を追及するためだったという認識を示した。
プリゴジン氏が最後に目撃されたのは、24日夜にスポーツ多目的車(SUV)でロシア南部ロストフナドヌーを後にする様子だった。
プリゴジン氏は自身の居場所や今後の計画については一切触れず、蜂起を停止させるきっかけとなったベラルーシ大統領の仲介による合意の詳細も明かさなかった。
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