お城へ行こう!

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大高城

2013-08-28 22:00:05 | 愛知県
 大高城

2013/8/11

愛知県名古屋市のお城めぐり

 松平元康(徳川家康)が桶狭間の戦い前に兵糧入れを行ったお城

≪ お城の概要 ≫

城名: 大高城
よみ: オオダカ
別称:
所在地: 愛知県名古屋市緑区大高町城山
現状: 大高城址公園
築城年代: 永正年間(1504-21)
築城者: 花井備中守
形式: 平山城
遺構: 本丸・二の丸・土橋・横堀
規模: 104m×32m、標高20m
文化財: 国指定史跡
訪城日: 2010/2/24・2013/8/11


≪ 訪城記 ≫

鷲津砦から徒歩で大高城へ向かう。

鷲津砦公園前の県道50号を120m程南下したところの信号を渡り、東海道本線と東海道新幹線の高架下を通って大高駅前にでる。大高駅前通りを80m程駅に向かったところで左折、道を渡り約250m進むと大高川に出る。門田橋を渡り80m程進んだT字路を右折、180m程進んだところにある辻の秋葉社の角に案内板があり、T字路を左折、70m程進んだ先のカーブミラーに大高城の案内板があるT字路を左折、住宅街の路地を約80進むと大高城の入口に着く。

登城道を登ると削平された帯曲輪のある説明板と大高城址碑があり、さらに登っていくと本丸東側の広い一段低い帯曲輪に出る。そのまま削平地を南へ進むと二の丸に通じる土橋、一段高い西側に城山八幡社の鳥居ががあり、ここが本丸で城山八幡社の右側に大高城址碑がある。
土橋西側に横堀があり、二の丸の西にある曲輪の西端から下へ降りられ、横堀を下から見られる。
二の丸には土橋すぐの曲輪、西の曲輪、南の曲輪の三つがある。


≪ 歴 史 ≫

永正年間 (1504-21) 花井備中守が居城する。
天文・弘治年間 (1532-58) 緒川城主水野氏の支配にあり、水野忠氏父子が居城する。
永禄二年 (1559) 織田方であった鳴海城主山口左馬助教継が今川方に転じて大高城を攻略し、今川の家臣鵜殿長照が入った。織田信長は鷲津砦と丸根砦を築き、包囲網を強化する。
永禄三年 (1560) 今川方の松平元康(のちの徳川家康)による大高城兵糧入れが行われ、そのまま大高城に入った。桶狭間の戦いで今川義元が討たれ大高城は再び織田方の水野氏の支配下に入る。その後廃城となる。
元和二年 (1616) 尾張藩家老志水氏が城跡を拝領し、麓に屋敷を設けて幕末を迎える。


≪ 写 真 ≫


辻の秋葉社


住宅街を抜けた登城口


登城口付近の帯曲輪


登城口の大高城址碑と説明板


本丸東の一段低い帯曲輪


本丸にある城山八幡社


本丸にある大高城址碑


本丸入口


土橋すぐの二の丸の曲輪


二の丸西の曲輪


土橋下の横堀

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線大高駅から徒歩約10分。
<車>
名古屋第二環状道有松ICを降りて国道1号東海道を北西に進み。鳴海町平部交差点信号を左折、南西に約1.3km進んだ道路の東側に大高緑地第6駐車場がある。ここから徒歩で公園西側の道を南下して砦前三叉路信号を右折、東海道本線沿いの県道50号を約700m北西へ進んだ信号を渡り、東海道本線と東海道新幹線の高架下を通って大高駅前にでる。大高駅前通りを80m程駅に向かったところで左折、道を渡り約250m進むと大高川に出る。門田橋を渡り80m程進んだT字路を右折、180m程進んだところにある辻の秋葉社の角に案内板があり、T字路を左折、70m程進んだ先のカーブミラーに大高城の案内板があるT字路を左折、住宅街の路地を約80進むと大高城の入口に着く。徒歩約2km、約30分。


≪ 位置図 ≫

大高城(大高城址公園)


大高緑地第6駐車場


紹介したお城の数 116城



愛知の山城ベスト50を歩く
愛知中世城郭研究会,中井 均
サンライズ出版