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2014-07-10 | フィールドノート(多摩丘陵)
7月6日。梅雨の晴れ間を付いて、久しぶりに多摩丘陵へ行ってきました。今年は、仕事の状況が変わったこと、天候が安定しないことなどのせいで、フィールドへ出かける機会が激減しています。
この5年間の記録を見ると、4月~6月に多摩丘陵へ足を運んだ回数は、2010年12回、11年14回、12年15回、13年10回だったのですが、今年は6回。例年の半分というところでしょうか。

さて。次の写真は、僕が昼食をとっていた場所です。写真とは反対側に、ミドリシジミの発生するハンノキがあるので、まだ残っているかもしれないと、昼食とりながら観察していました。


昼食をとっていた場所 2014-07-06 多摩丘陵

残念なが、この日ミドリシジミは確認できませんでした。
「今年はもう駄目かな…。」と思っていたところ、ハンノキを眺めていた僕の背中に、何か熱いものを感じたのです。
ゆっくりと振り返ると、杭の上に、独特のシルエットがありました。
そう、カワセミでした。その距離約9m。


カワセミ(僕の存在など眼中にないといった風でした) 2014-07-06 多摩丘陵

彼は、僕を気にすることなく、伸びをしたり、じっと佇んだリ。杭の上にづっと止まったままなのです。最初は気を使いゆっくりと動いたのですが、カメラを向けても、お昼のかたずけをしても、まったく気にする様子がありません。
それでも、ここで急に立ち上がると、びっくりするのだろうなと思うと、なんだか申し訳ないような気がして…。
結局、このあと約30分、食事を終えた僕は、カワセミの姿を眺め続けるのでした。
そうしているうちに、雌が飛んで来て、彼は誘われるように一緒に飛び去って行ったのでした。

さて、あとは、この日出会った、その他の生き物たちを紹介しましょう。

①ギンイチモンジセセリ 多摩丘陵産を始めて、カメラに初めて収めました。
多摩川の河原では、確認しているのですが、多摩丘陵の谷戸の中で見るのはこれが2回目です。

②ヒメアカネの羽化ラッシュ キラキラの翅の個体が、足下から良く飛び立ちました。
放棄水田や、水路脇でたくさん見ました。

③コオニヤンマのさばる  今年は個体数が多い気がします。
田んぼ回り、水路沿い、クリ畑でたくさん見かけました。

④ジャノメチョウ 今年の初認です。 
僕が勝手にヒカゲロードと命名しているルートで、1頭だけ見つけました。

  
ギンイチモンジセセリ(左上) ヒメアカネ(右上) コオニヤンマ(左下) ジャノメチョウ(右下) 
いずれも 2014-07-06 多摩丘陵

それから、キノコが多いですね。
タマゴタケや、ヤマドリタケが目につき、美味しそうなのは持って帰ろうかと思ったのですが、けっこう虫にやられているようなのであきらめました。
最後に、クリ畑の下に大挙して見られたオオツルタケを紹介しましょう。ざっと50本ほどはありました。ツルタケなら食べられるのですが、オオツルタケじゃね。有毒と聞いてます。成長段階の見本のようなのがありました。

 

オオツルタケ、幼菌(上)と見事な成菌 2014-07-06 多摩丘陵

キノコは美味しい上、低カロリーで素晴らしい食材なのですが、猛毒のものもあるので、あまり詳しくない方は、くれぐれも手を出さないでくださいね。




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