StellarHeart 67Ch🌟💙

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パート同士で…

2005-03-28 22:32:52 | 日記&独り言☆
…人手が足りなくて、皆、イライラ…。。。

閉店後、片や外の商品をバックに。もう一方は、ペットボトルの商品を品出しに…。。。

通路を塞がれ、お互いにイライラしていたのがピークに達して、パートの人同士で口論になってしまった…。。。

…忙しいのは、お互い様なんだけどね…。。。

Childhood’s End ~第14話・制裁~

2005-03-28 20:12:11 | star spiritsシリーズ☆
翌日、学校に戻ってから、忍は文人を家まで送り届けた。そして、文人の家の家政婦に事情を説明すると、タクシーを呼んでもらい、文人の父親が勤める大学病院へ連れて行った。レントゲン検査を受けたところ、背中の骨に異常はなかったが、他に異常が現れる可能性があるので、数日ほど『検査入院』する事になった。

一方、竜次と洋次は、大瀬を中学校近くの空き地に呼び出した。
「何だっ? 話があるなら、さっさと…」
苛立っていた大瀬がそう言いかけた時、物陰に潜んでいた不良グループがゾロゾロと出てきて、大瀬の周りを取り囲んだ。
「…きっ、貴様らはっ…!」
「よう、しばらくぶりだな…。俺らが小学生の頃は、散々痛い目に遭わせてくれたよなぁ…」
番長は怒りを抑えた口調で、大瀬に近づくと、襟首をグッと掴んだ。
「こいつらから聞いたんだけど、アンタ、今でも竹刀使って、暴力振るってるんだって? 俺らも、あの頃の礼をしようと、機会を待ってたんだよなぁ…」
司は、持ってきた金属バットを軽く振り上げた。
「貴様らっ、何をするつもりだっ…? 教師に対してこんな事、許されると思っているのかっ…?」
大瀬は、声を震わせながらそう言った。
「アンタが竹刀持って許されてんだったら、俺らが同じ事やっても、問題ねぇよなぁ…?」
そう言うと番長は大瀬を地面に叩きつけた。そして、次の瞬間、百人近くの仲間達が、一斉に大瀬に襲いかかってきた…。
金属バットで殴打する者、空き地にあった鉄パイプを振り回す者、スパイクの付いたシューズで何度も蹴飛ばす者、金具の付いた皮手袋で殴る者…。大瀬に対する暴行は、数時間にも及んだ…。
ある程度番長達が暴行を加えた後、竜次と洋次の順番が回ってきた。
「…たっ、助けてくれーっ…!」
大瀬の顔は、判別が出来ない程腫れ上がっていた。洋次は大瀬の後ろ髪をグイッと掴み、憎しみを込めた表情を浮かべた。
「他のヤツと髪の色が違うだけで、そんなくだらねぇ理由でっ…!」
洋次は、予め持ってきていたカッターナイフで、大瀬の髪を切り落とし、腹部を思い切り蹴った。
「おいおいっ、そりゃ、やり過ぎなんじゃねぇのかぁ~」
司はニヤニヤと笑いながらそう言った。
大瀬は、洋次に丸坊主にされた後、竜次の足元にしがみついて助けを求めた。
「おいっ、原っ! 頼むっ、何とかしてくれっ…!」
それを見て竜次は、深く溜息をついてから、大瀬の腫れ上がった顔をじっと見た。
「…昨晩、関係ない文人まで投げ飛ばしたよな…? 文人にもし何があったら、どう責任取ってくれんだよっ…!」
竜次はそう吐き捨てると、大瀬の頬を蹴飛ばし、司の方を振り向いた。
「…それ、貸してくれませんか…?」
竜次が悪魔のような表情で笑みを浮かべるのを見て、司は思わず背筋がゾッとした。
〈何だ、コイツ…〉
司は黙ったまま、持っていた金属バットを竜次に手渡した。
竜次は、金属バットを振り上げた。その瞬間、竜次の脳裏に、文人の顔が浮かんだ。
〈文人っ…!〉
一瞬、竜次はためらったが、それを打ち消すように大声で叫びながら、大瀬の顔めがけ金属バットを振り下ろした。大瀬は、そのショックで気を失ってしまい、それを見届けてから、皆は空き地から引き上げた。
翌朝、散歩に歩いていた近所の住民に発見されるまで、大瀬はずっと空き地に放置されたままだったのである。救急車で病院に運ばれた際、大瀬は意識不明だった。
1週間後、大瀬は意識を取り戻したが、不良達や竜次達から受けた暴行によって、肋骨や頬骨、鼻骨などを骨折し、全治3ヶ月と診断された。
事件性がある事から、警察が小学校に事情徴収に来た。その際、大瀬が生徒に対し日頃から暴力を振るっていた事、以前いた学校でも多くの生徒が暴力を受け、その『後遺症』で不登校になってしまった生徒が数多くいる事、そして、文人が投げ飛ばされた事を父親が市の『教育委員会』に通報した事により、大瀬の暴力が問題視され、議論を重ねた結果、大瀬は『懲戒免職』となり、教師の資格を剥奪される事となった…。

10月頃、番長は引退近くになって、2年生に引き継がせようと考えていたが、その2年生が何者かに『不意打ち』に遭ってしまい、半年間、意識不明のままになってしまった。その為、仕方なくまだ1年生の司に後を引き継がせる事にした。
そして、3年生が引退した頃から、秩序が狂ってしまっていた。前の番長の頃は、いくら不良とはいえ最低限のルールを守り、一般の生徒には手出ししないようにしていたのが、司が番長になってからというもの、シンナーやカツアゲ、万引き、オヤジ狩り、集団リンチなど『やりたい放題』になっていた。
竜次と洋次は二人とも、大瀬の一件があってから、白石北中学校の不良達とつるむようになってしまっていた…。