「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

逆子ちゃんに話しかけて下を向かせるって、、大丈夫?

2023年01月23日 | 安産・逆子
昨日まで秘書のお仕事してたので、新患の方が今日明日集中(^◇^;)

冷たい雨が降ってますので、気をつけてご来院くださいね☆♪♪


逆子に頭位を促す方法をネットで調べると「赤ちゃんに話しかけるとよい」との記事がいまだに散見される。もちろん医学的な根拠は無いとの言葉が添えてではあるが、どうしてこのような、胎児に言うことを聞いてもらうという発想が生まれるのか、どうしてそれに飛びつく妊婦が出てくるのか、この話を聞く時いつも不思議に思ってしまう。

もちろん逆子の不安はよくわかる。ネットで見つけることができる様々な方法を試してみたい気持ちもよくわかる。しかし胎児への話しかけは、直したい気持ちが強くなればなるほど、胎児に対する懇願や脅迫といった言葉に変わるから注意が必要だ。

私は胎児もすでに子どもであるとの認識を持って接した方が良いと思っている。お腹にいる時から子育ては始まっていると思えば、逆子への認識も少しは変わると思うのだがどうだろう。

子どもは親が支配することのできない他者である。親子だから上下関係があって当然だが、それが支配につながるようだと子育ては難しい。なので子育てという観点から逆子を考えた場合、言葉選びは慎重にした方がよいと思う。

逆子であるが、逆子という不安定な状態で過ごすことができるくらいの子どもである。だからなかなかに元気いっぱいで快活、なおかつ天邪鬼な子が多いというのは多分そうなのだろうと思う。そんな子どもに頭位を促す言葉を言い続ければ、親の思いとは反対なことをし続けるのではないかと思わないではいられない。

まあ、百歩譲ってそれで頭位になったとしても、そんな母親の機嫌を伺うような子どもは実際どうなのだろうとも思ってしまう。

もちろん不安はよくわかる。巷で見つかる逆子を直す色々な方法をやってみたいという気持ちもよくわかる。しかし赤ちゃんへの話しかけだけは少し違う。話しかけることにより、逆子の不安が増す場合があるのだから。

不安が増せば胃腸の動きも悪くなる。私は逆子の継続は妊婦自身の胃腸の硬さとも関連があると思っているので、その不安や心配が胃腸の動きを悪くするのであれば、考え方や胎児への態度を少し考えた方が良いように思うのだがどうだろう。

不安が希望に変えるくらいの言葉がけ、いや逆子であることを忘れるくらいの心持ち、それらを意識することで胃腸の動きを良くするのであれば、それはお灸や体操よりもよほど大切だと思うのである。そういう訳で、話しかける度に自身の子が逆子だということを思い出し不安になるのは本末転倒のような気がする。

しかし赤ちゃんに話しかけることは決して悪いことではない。できれば胎児にたくさん話しかけて欲しい。

話しかける言葉は「ここまで大きくなってくれてとっても嬉しい」「ただ生まれてくれるだけでいいんだからね」「うちはとっても楽しいところだから、我が家に生まれてきてよかったね」「パパもママもとっても楽しみにしているよ」といった言葉が良いと思う。これらの言葉は胎児だけでなくご自身の気持ちにもつながる。お勧めである。
言い聞かせがストレスになっている方を多く見かける。
親の言うこと聞かないから言わなくてもいい!っていうだけならそのままスルーしちゃうところですが、言い続けている人に、それがストレスになっちゃっている人が多いので、それで言わない方がいいんじゃない!なんて思っている根拠なんです。

 


子どもに対し「そのままでいいんだよ」よりも「そのままがいいんだよ」という気持ち。
「そのままがいい!」と心を込めて言えば、いろいろと許せることも出てくるかと思います。

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