![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/fe/d290b0d363b40ca7ebee8230332001a7.jpg)
炎天下での街歩き。
生まれた時にはすでにそこにあった荒神陸橋を久しぶりに歩いて渡ってみた。
誰に対しても、自らの地位を背景にマウントを取り、何かにつけて人を見下し小馬鹿にする。思うようにいかないと、誰彼構わず小賢しく罵り、都合が悪くなれば強引に話を変える。そんな自分を、いかなる状況でも本音が言えて格好良いと思っている節さえあるのも、なんとも悩ましいところ。それでもって、ああ言えば上祐ばりに弁が立つから質が悪い。おい、わかっているか。口の中には斧があるのだ。愛語を持って接すれば、愛語を得るというのに、あれだけ反感を買う言葉を並べれば、そしてそれを良しとしているのなら、自らの首を締めることになるのは言わずもがななのだよ。
面倒臭い奴だけど、距離感保てば危害を加えるようなことはない。だから反面教師としてはありがたい。うんそうなのだ、そんな人をもだ、教師となるのだ。師となる人物は、あちらこちらにいるものなのだ。道ゆく見ず知らぬ人でさえもだ。そんな誰もが私に気づきを与えてくれた。どうしようもなかった私に、道標を与えてくれた。
前より大人になっているとは思いたい。でも今でも自分の惨めさに苛まれ、不安に打ちひしがれる事がある。そしてそこから逃がれたいがために、一日中、自堕落な生活をすることもある。周りからはどうもハッピーな人に見える節があるが、辛い悲しいももちろんある。あっ、思い出した。「嬉しいや楽しいは心に残らないが、辛い記憶はいつまでも心に残る。それは一度立ち止まって自分と向き合うための時間になるから、逃げるんじゃ無くて大切にしなさい」と患者さんに言われた事がある。うん、この言葉には大いに立ち止まり考えられられたよ。
この話で思い出した。借り物という言葉にも救われた。「あなたは色々な借り物を利用しつつ生きているの。大下さんという着ぐるみを着て、大下さんを演じつつ生きているの。借り物なんだから、借りる前よりも綺麗にしてお返ししないとね。あと、この世にあなたの持ち物は一つも無いっていうのも覚えておいてね。そんな感じでね、ちゃんと人生にお返しする事を考えて生きている人がね、幸せな生き方をするのよ」と。
ギャンブルに借金、男女の問題もそう。うまく行かない人に共通しているのは「持ち逃げ」なのよ。借金なんて踏み倒しちゃえ!とか、男女関係なんて、気持ち良けりゃあいいじゃん!とか、与えるよりも奪う事ばかりを考えていれば、運も縁も逃げるというのが世の道理。
相手への反感が過ぎる人は、自己蔑視が強い人だという話、確かにそう。いつも自分を蔑んでいるから、ああいう態度に出られるんだろうね。満たされていない心の隙間を、自分をもっと知って欲しいとか、もっと褒めて欲しいとか、自己蔑視の過ぎる人は、そういうことで埋めようとする。だからしんどいんだよね。まあ、どこかで考え変えないと、人は逃げていくばかりだよ。まあそういうのを繰り返す人はね、一目置かれる存在だと思っている節さえあるから、そういう奴にはね、ああコイツ変わりたくないんだな、って思いながら距離を保つようにしている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます