畳にゴザを敷き木枕で寝る日々。
木枕に慣れたら、肩こりがなくなりました。
広島に来て思ったことです。股関節周りが固く、特に伸展に難がありそうな方の比率が、東京の何倍も多いように感じるのです。もちろん年齢構成が東京よりも高いので、雰囲気比較でしかないのすが、若い人だけに注目しても、足の弱い感じの方が多いように思うのです。こちらの方はすぐに車を使うから、というのもあるかもしれません。東京での生活はどこに行くにも歩かざるを得ませんでしたから。
歳を取ったら体の色々な所が悪くなるのは当たり前、といった世間話しに相槌を打ちながら、それだけ動かず食べるだけ食べて、血圧や血糖が上がらないわけないよな、って心の中で思ってみたり。人も動物、本来ならば狩りをし作物を育てるといった、体を使っての生活が当たり前なのに、それを忘れた生活をしているのだから、体にガタが来るのが早くて当然だよ、って毒づいてみたり。もちろん昔よりも寿命は伸びているけど、意識しなければ健康で長生きするのって、案外難しいものなのです。ほんと、世の中美味しいものに溢れているし、体を使わない楽しいことなんて盛りだくさんだし。でもそんな自分を甘やかすものに私はなんだか抵抗しちゃいたいみたい。だからあれこれやってる感じ。
だって甘えだしたらどこまでも甘えるのがこの私。そんな私だから少しでもより良く生きるべく、体を使うようにしたいのです。でもなんだかんだと理由をつけては毎日のようにお酒を飲んでいるし、隙間時間にTVerやアマプラを観てしまいます。なにかに溺れるととことん溺れてしまうので、若干の規律が必要なのです。
今の私の健康法、ちょい方向性を間違えている感もなきにしもあらずなのですが、8時間しか食べないようにしてるとか、2万歩は歩くようにしてるとか。寝床は硬床、畳の上にゴザを敷いただけで、枕は30年以上使っている西式甲田療法の木の枕です。あと、毎朝3:45のアラームとともに飛び起き、早朝30分弱のジムトレと仕事場までの5kmのランニングも日課となりました。月に1度は30km以上のロングウォークか山歩きもやっています。あと、お昼は弁当で基本外食はしないようにもしています。
とはいうものの、そんなことで病気にならないだなんて思ってもいません。だって食べ物に運動に、ありとあらゆる健康に良いことをやってた人が大病を患ったとかあっけなく死んじゃったとか、そんなのを散々見てきましたから。そう、運動を頑張っても、食べ物に気をつけても、病気になる時はなるのです。そういえば側弯で先股脱、それで戦争に行けなかったけど、タバコぷかぷか，毎日一升酒くらって超健康体だった90歳男性がいました。そんな方も知っているので、健康なんて偶然の賜物、というのは重々承知しています。ほんと、病気や事故は誰もが平等に起こります。だからこそ、これをやって病気になったら仕方ないな、っていう健康法を見つけておきたいのです。
ネットやテレビで専門家の提唱する健康法が自分に合うかどうかはやってみないとわかりません。それには自分自身の体を実験台にし、あれこれ試して見つけていくしかないのです。生まれた時から老いは始まっているのですから、自分なりの健康を早めに探っておけば、多分すごい財産になると思うのです。
うそ云ふなものほしがるなからだだわるな（橘曙覧）
宮島までの30kmを歩いた時の話です。
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