「おおしたさん」のブログです

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自分の体を見つめる”まったり”とした時間

2006年01月17日 | 東洋医学、東洋思想

昨日の患者さん

「治療中ハリに意識を向けることで、自分の感性が研ぎ澄まされていく感じ……」だそうです。

忙しいからこそまったりとした時間が必要

「治療もさることながら、自分の体を見つめるとても貴重な時間になっています。」という言葉に、あっ…そうか……っていうか……なんとなく"ひらめいた" 感じです。

私が言う前にそんな事を言われて、さすがッです!!

私の治療で感じた事を言葉にしてもらえ嬉しかったなぁ。

舌足らずの私ですが、素敵な言葉もいっぱい教えてもらいました。

とても貴重な勉強をした感じです。

 

気のめぐりをよくする

はりを打つ場所はそれほど多くないので、自然とハリに意識が向きます。

その意識も含めてハリが自分の体と化学反応して治療効果が出てきます。

意識をも動かす事を「気」を動かすという事で表しているんでしょうね。

 

流行の潜在意識に挑戦!!

気の滞りをなくして気血のめぐりを良くする治療……って言われてもなかなかピンときませんが、意識的なものにも働きかける事ができるハリが、深層心理すなわち潜在意識にまで働きかけているから、いろんなパフォーマンスができるんじゃないかと密かに思っています。

 

私のハリはほとんど刺しません。皮膚表面に働きかける感じです。

何で浅いハリで効くんだろう??

なんでそんな浅~いハリで効くのでしょう?

深く刺さないと効かないと思っている鍼灸師が非常に多い中で、一般人が刺さないと効かないと思うのは当然です。

私はこの説明を生物の発生学的な観点から説明することがよくあります。

胚の中で脳神経系になるのは外胚葉と呼ばれる部分です。

この外胚葉…実は皮膚になる部分でもあります。

ということは、脳と皮膚の起源は同じということになりますよね。

発生学的に根っこのところでつながっている皮膚と脳ですから、深く刺して筋肉を刺激するような鍼は逆に脳への影響がうまくいかないから治療の幅が狭くなるんじゃないかなぁ。

皮膚と脳の起源が同じだなんてちょっと不思議な感じですが、理屈の好きな方にはこんな話から脳内麻薬、ホルモン系の話を鍼灸とリンクして話をすることで、陰陽五行ま科学的な学問だと感じてくれるようです。

東洋医学は経験的学問だから、出てくる現象でのみ判断して、体系付けてきました。

体の反応は千差万別ですが、それを体系付けるのにファジーな部分があるのは当然です。

 

窮屈でないのも私にあっているんだろうなぁ……。 


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