教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

散歩をするとなぜアイデアが浮かぶのか?

2010-01-21 | 番組、記事、書籍コメント
根を詰めて考え抜く・・・それとは別にふっとアイデアが浮かぶのは、散歩あるいは、そのほかリラックスした後だったりすることが多いですよね。これってなぜなのでしょう。

複雑系科学の経済学者ブライアン・アーサー氏はこう語っているそうです。

****ここから引用 (「手ごわい問題は対話で解決する」(アダム・カヘン著) p164)
偉大な科学者は、問題を熱心に研究し、「その問題の横でキャンプしながら」直感的に洞察を行うのです。真のイノベーションにおいて、「ひらめき」とは、その問題に取り組み、話し合うことから生まれるのではなく、一歩下がることで、私たちの「無意識」が働く余地を与え、答えに耳を澄ますときに起きるのです。
***ここまで引用

なるほど「無意識が働く余地を作り出すこと」というのが、独創的なアイデアや内面にある未知の知を浮き上がらせるということなのかと・・・・ 納得しました。この話を聞いて、宇宙空間の「無」こそが、膨大なエネルギーを秘めているという話となんだか似ているなぁという気がしました。

よく、ダイアローグのセッションなどでは、セッション前に頭を空にするために、考えていることを全部書きだしたり、思っていることを二人組の相手に話す時間などが与えられることがあります。こうしたことも、創造的な何かを生むための工夫ということなのでしょう。
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