レンキン

外国の写真と
それとは関係ないぼそぼそ

免許失効夜話(14)

2009年10月12日 | 免許失効夜話
【一発合格のための第二ヒント】
●お金はかかる。


免許失効、の段階である程度の出費は覚悟しておかなくてはならない。
何故なら失効は「免許の取り直し」だから。
免許取るときいくらかかったか、その出費を覚悟しておけば
努力しだいで随分安くおさえる事ができ
細かい出費のたびに落ち込む事が無くなる。

落ち込むのと後ろ向きになる事が
免許の再取得を拒む一番の要因だと思う。
免許が無くなって、取り直さなくてはならない人が周囲に何人いるだろうか?
まず多分ほとんどいない!
そういう貴重な体験をしているのだ、と思って
笑って過ごしましょう。きついけど前向きに乗り越えれば
人として成長します。ほんと。


そんな訳で平針練習所。

直接行っても電話でも、親切に教えてくれるので安心だ。
だけどここで練習し、一発免許を取ろうなんて人は
お金をかけたくない学生1割
免許失効1割
あと8割が外国人だ。
待合室は実に多国籍で、外国に来たかのような感覚が味わえます。

初回は直接練習所に出向き、入会手続きと予約をしなくてはならないけど
入会してしまえば電話予約(しかし制限あり)が出来るので
まずは行ってシステムを聞き、時間があれば勢いで乗ってしまいましょう。
コースは覚えていなくてもかくかくしかじか…と説明すれば
きちんと指示してくれます。
あとここの職員は「教員」ではないので
基本的に教える義務はありません。
練習に付き合ってくれるおじさん、と思えば間違いないかと。
しかしそこは50分7000円も取る練習所だけあって、
かなーり事細かに教えてくれる人「も」います。
こう言っちゃうと実も蓋もないけど
当たり外れがある、という事です。
でも乗っている内に「あ、この人分かりやすい」と思ったら
次回からその人を指名することも可能なので
頑張って乗ってみましょう。

職員の中には運転免許試験場の試験官を引退した人もいます。
当たったらラッキー。
私は最後で当たりましたが、その他の人達も皆親切で
こちらの真剣度に応じて真剣に教えてくれました。
人によって言う事が違ったりもします。が、
一つの意見に執着しなければ難なく乗り越えられます。
この辺り、道交法にも通じるものがありますよね。

免許失効夜話(13)

2009年10月07日 | 免許失効夜話
【一発合格のための第一ヒント】
●コースは絶対走っておいたほうがいい。


******************************************************************
平針は試験の無いお昼休みの時間帯、コースを歩けるようになっている。
コースを覚えても実際目で見ないと分からないという人のため
コースを開放している時間帯があるのだ。
******************************************************************
↑こういう文章をまるっと信じてはいけない。
どこら辺を信じてはいけないかというと
「コースを覚えても実際目で見ないと分からないという人のため」
ここだ。


例えコース図を完璧に覚えたとしても
実際に目で見るどころか、走ってみないと感覚は絶対に掴めない。
太字で強調したいくらいだ。
私は親切な人に、物凄く懇切丁寧なコース図をもらった。どこら辺で加速し
どの看板で減速し、このくらいから右ウインカー!などが
みっちり書き込まれているコース図だ。
しかしですよ。
念のためグーグルアースで平針のコースをプリントアウトし
上空からの図と共にコースは完璧に覚えたにも関わらず、
実際走ってみるとアワアワだった。
え、この看板?!え、どっちの看板?!え、今のコーナーなの?!
と、頭の中で車を走らせていた時と
実際に車を走らせて見たときでは全く違い、
一回目の練習はただ走るだけで終わってしまった。
なのでコースの開放時間に一度歩いて感覚を確かめて…
などと考えていると、甘い!と思う。
(もしかしたらこれで行ける人もいるかもしれないので弱めに言っておく)
まず無理です。


という訳で、学科試験に無事合格したら
運転免許試験場の隣にある「平針運転練習場」に行き、
入会手続きをしてすぐに車に乗ってしまうことをお奨めします。
入会金は3000円、練習費用は仮免50分7000円。
…まあ、べらぼうに高い。
高いんだけど、ここで練習をするかしないかで
受かるか受からないかは全く違ってくる。
技能試験は一回落ちちゃうと、
時期が悪いと次回試験まで一ヶ月待たされる事になる。
一発合格を狙うならここで「まあ、まず受かるね」と
言われるまで練習するといいと思います。
私は3回練習して合格ラインに達し、
試験前のダメ押しでもう一度乗った。
だって絶対落ちたくなかったからね!

もう少し平針練習場のことを書きたいんだけど
今まさに失効して、急いでいる人のために。
私は後から知ったのだけど
せいりん自動車学校」という、極楽にある自動車学校が
うっかり失効にかなり色々対応している。
もしかしたらそこで最初に相談していたら
もっと安く合格できたかもしれないので、
一番の近道を探しているのなら一度相談してみてもいいかも、です
ここは後々登場します。

免許失効夜話(12)

2009年09月29日 | 免許失効夜話
《ミニ情報》
愛知県運転免許試験場(通称平針)待合には
ずーっとかかっている音楽があって
それはウインドウズメディアプレーヤーかなんかの
サンプルミュージックとして入ってるやつだ。
短調で単調な、何とも言えないその曲を
様々な手続きの間何度も聞く事になるのだが
最後の方はほとんどノイローゼになるよ。


本題に戻る。


学科試験はいつでも、自分が思い立った時に受けられるけど
次の実技試験は平針から日時を指定される。
ゴールデンウイークを間近に控えた私の試験日は
何と。一ヶ月も先であった。これはなかなか運が悪い。
暇な時であれば一週間二週間で受けられるのに
結構なショックだ。

ショックを受けていても仕方ないので(立ち直りが早い)
仮免実技試験のコース図を学科試験の後に見に行く。
走るコースは3つあって、当日ランダムに指定されるシステムだ。
出入り口付近に掲げられたコース図をどんよりと眺めて
書き写そうとしていたら、掲示板前にいた、包みを抱えた男の人が一言
「仮免ですか?」と問うてくる。
はいと答えたら、その人はおもむろに包みの中から
手作りのきれいなコース図を3コース分くれたのだ。

…失礼ながら物凄く怪しくて、超訝しい顔をしてしまったんだけど
この人は平針では結構な有名人らしく、
「平針で普通免許を取ろう」というサイトを作っている人でした。
その後仮免コースのレクチャーを少ししてくれて
聞きながら思ったのが、やっぱり一筋縄では行かないんだ、という事。
運転に関して忘れている事が山ほどあって、
車両感覚も自家用車と試験車ではかなり違うっぽい。
お礼を述べてから私は事前にネットで調べてあった
「平針運転練習所」に足を運んだ。

免許失効夜話(11)

2009年09月21日 | 免許失効夜話
こう書いちゃっていいと思う。
「学科試験は受かる」。

本屋さんに行けば最新の問題集が数多く売っているし
ネット上には親切な先人が集めた問題が
それこそ山のように存在し配布されている。
そいつを免許期限切れに気付いたその瞬間から、翌日の試験までの
数時間解き続ければ難なく受かる。本当だ。


しかし学科試験は問題ないと書いた所で
実は一つ、初歩の初歩で引っ掛かった事を書いておこうと思う。
これから試験を受ける人は覚えておいて損はない。


*住民票は普通にもらうと「本籍省略版」なので
  もらう時は必ず「本籍省略なし」のチェックを忘れずに!


免許再取得にあたり、とにもかくにも住民票が必要になってくる。
住民票をもらい慣れている人なんてあまり居ないだろうし
免許失効になって気が動転していると
「省略版かそうでないか」なんてうっかりと見逃してしまうところだ。
ただでさえこういう「更新期限切れ免許失効」の事を
「うっかり失効」と言うのだ。
ご他聞にもれずうっかり者が多い。
うっかり者の私は朝一番の試験時間に間に合わせ
鼻息荒く門をくぐったというのに
忘れもしない12番窓口で差し出した住民票を
気の毒そうな顔をした事務員に突っ返された経験を持つ。
曰く「これには本籍が載っていないので無効です」と。

これは痛い。

しょっぱなから出鼻を挫かれた私は
半泣きになりながらも家に帰り、住民票を取り直し
何とかその日の午後の試験に間に合わせたけど
これ、あらかじめ知ってたらなあ!とつくづく思ったものだ。
あと省略版なんか作るなよ!とも。


幸先の悪いスタートではあったが、
午後の学科試験は難なくクリアし
技能試験に向けて一歩踏み出した。

免許失効夜話(10)

2009年09月18日 | 免許失効夜話
免許再取得に関して私がひとつ、ついていたのは
身近にごく最近免許を取った人がいた事だ。
職場の同僚のSちゃん。
Sちゃんは長年の自転車人生に別れを告げ、ドライバーとしての人生を歩みだすべく
昨年9月に掛川で合宿をし、二週間で免許を取得してきた。
免許を取った人なら覚えているだろうが、
免許を取るには独特の運転技術が必要だ。
それは普通に運転していたら絶対にやらない運転方法で、
免許とって一年くらいで大体忘れてしまう技法なのだ。ダメだけど。
その「知ってるけど絶対やらない」運転方法を
思い出させてくれたのがSちゃんだった。

免許取得に気付いたその日は休暇だったので
会社に電話をし、事情を話したところ
とにかく一刻も早く免許を再取得するように、と
全面協力体制を取ってくれた。
なんとありがたい会社だろう。足を向けて眠れない。
お言葉に甘えて翌日休みを取り、いつでも受けられるという
仮免学科試験を受けてしまう事にした。
すると実家が本屋のSちゃんが
新品の学科試験問題集と、合宿で使っていた教材を差し入れに
夜に家まで来てくれた。
そして運転席に座ってからエンジンをかけるまで、などの
小芝居をしてくれたが、そのきっちり教科書どおりの動きは
私が全く忘れていた動作ばかりで
大変懐かしく思うと同時に「ああ、このまま技能を受けたら落ちる!」という
予習になったのだ。

Sちゃんに頂いた問題集でありがたく勉強をしつつ
技能試験に対する不安がもやもやと大きくなっていった。