マリーゴールドはこの時期の花壇を飾る大輪の花だ。アフリカン・マリーゴールドは背が高くなり、大きな花を咲かせ、フレンチ・マリーゴールドは枝分かれして多くの花を咲かせるらしい。原産地はメキシコあたりで、アステカ族の人々はこの花を摘んで儀礼や装飾に使ったと聞くと、急に親しみがわいてくる。
(2019-09 川崎市 道端)
マリーゴールドとは
特徴
マリーゴールドは鮮やかな黄色や橙色の花を長期間次々と咲かせます。栽培も容易で、花壇の定番品目ともいえるポピュラーな花です。ボリューム感があり、マッス植えや花壇の縁取り、コンテナ植えなど、広い場所から小さなスペースまで、華やかさを出すには好都合な草花です。品種も多いので、組み合わせによりさまざまなバリエーションを演出できます。草丈が低く枝分かれの多いフレンチ・マリーゴールドと、高性で大輪のアフリカン・マリーゴールドが主に栽培され、両種の交配種もあります。また、メキシカン・マリードールドは、細い葉がマット状にこんもり茂り、たくさんの花を咲かせます。マリーゴールドには独特のにおいがあり、コンパニオンプランツとして、ネグサレセンチュウなどほかの植物の害虫の防除に役立つものがあります。マリーゴールドの仲間タゲテス属には50種ほどがあり、日本ではシオザキソウが帰化植物となっています。宿根性の種類では、柑橘系の強い香りのあるT・レモニー(レモン・マリーゴールド)、甘い香りで切り花にも利用されるT・ルシダ(ミント・マリーゴールド)があり、秋の花壇をにぎわしてくれます。これらは-5℃ぐらいまでなら冬越しできます。
基本データ
園芸分類 草花
形態 一年草(一部多年草) 原産地 メキシコ、中央アメリカ(一部アフリカ)
草丈/樹高 20~100cm 開花期 4月~12月
花色 黄,オレンジ,白,赤,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い(一部半耐寒性) 耐暑性 強い
特性・用途 開花期が長い,初心者でも育てやすい