中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ツールドモンブラン(3):東京(成田)国際空港

2011年08月09日 10時10分10秒 | フランス・スイス・イタリア;ツールドモンブラン

                               <成田エキスプレス車内>

       ツールドモンブラン(3):東京(成田)国際空港
            (アルパインツアー)
       2011年7月16日(土)~24日(日)

第1日目;2011年7月16日(土)

■成田エキスプレス
 何時もより少し早く,3時少し過ぎに起床.
 まずはパソコンの電源をONにして,私のブログのアクセス状況をチェックする.昨日の内に370人ほどの方に悪説して頂いたようである.総閲覧数が1545件.従って,1人当り平均4記事ほどご覧頂いたことになる.私ごとき無名の老人が書く記事に,こんなに沢山の方々がアクセスして頂けるとは,本当に有り難いことである.
 昨日から長女の所の孫2人が我が家にきている.昨夜は孫達も一緒に賑やかで楽しい夕食を共にした.孫達がまだグッスリと眠りこけている5時少し過ぎに1人で朝食を済ませる.そして,5時30分,出発する.
 夏至はとっくに過ぎたとはいえ,まだまだ朝明けは早い.もう辺りはすっかり明るくなっている.外気は28℃.もう蒸し暑くなっている.
 湘南モノレールの駅までキャスター付きのバッグを引きずりながら,10分ほど緩やかな坂道を下る.背中には機内持込用のリュックを背負っている.朝の静かな街中を,キャスターがゴロゴロと鳴り響く.ちょっと気が引ける.
 駅までほんの10分ほど歩いただけなのに,たった今,着替えたばかりの衣類が汗だらけになってしまう.今日を含めて丸2日間は着ていようと思っていたのに・・・
 5時54分に大船駅に到着する.
 例によって私はせっかちである.あらかじめ6時38分の成田エキスプレスの座席を予約していたが,その前に発車する6時22分の成田エキスおプレスに十分間に合いそうである.
 改札口で,早い列車に変更できないかと相談する.すると,駅員は自動発券機で変更してくれと言う.すぐに自動発券機で変更を試みる.でも,発券機にはそのような機能は付いていないようである.もう一度,改札口で駅員に聞く.
 「いえ・・緑の窓口にある発券機で変更できます.出札口の発券機では変更できないんです・・」
 なんだ,最初からハッキリ言ってくれたらいいのにと憤慨するが,もう 6時15分を過ぎている.時間がない.急いで緑の窓口に行くと,発券機の前に4~5人のキューができている.これはダメだ.
 私は諦めて,予定通りの成田エキスプレスに乗るつもりでホームに降りる.
 ホームには,私が変更して乗りたかった6時22分発の成田エキスプレスが停まっている.
 私はどうせ無駄だとは思ったが,念のために,車掌に,
 「・・次のエキスプレスの指定権を持っていますが,この列車に変更できませんか・・」
と伺う.すると車掌は,
 「構いませんよ・・指定券見せて下さい・・」と
あっさり言う.
 私が指定券を差し出すと,
 「では,7号車の4Aに乗って下さい・・」
と言いながら,ボールペンで席の番号を記入してくれる.
 「ヤレ,ヤレ,助かった! だめもとで聞いてみるもんだな・・」
 6時22分,私を乗せた成田エキスプレスは,大船を定刻に発車する.


■東京スカイツリーを眺めながら・・
 私が成田エキスプレスを利用するのは久々のことである.
 余談になるが,どうせ時間が有り余っている私は,何時も横須賀線成田線直通の普通電車,エアポート成田を利用している.荷物のあるときはグリーン車を利用する.成田エキスプレスより,数十分余計に時間が掛かるが,何と言っても値段が安い.年金(だけでもないが・・)暮らしのサンデー毎日氏には少しでも安いに限る.
 ところが,数年前間から,横須賀線に連結されている2両のグリーン車がすべて2階建てになってしまった.どちらの階に行くにしても,荷物を引きずって,数段の階段を「うんこらしょ,うんこらしょ.・・」と上り下りしなければならない.
 以前は2両のグリーン車の内,1両は普通の車両だったのに・・
 まあ,それはともかく,久々の成田エキスプレスである.大船から乗車したのは1車両当たりほんの数人.車内はガラガラである.
 では,ユックリ車窓の景色でも眺めながら度を楽しもう・・と,思っている内についつい眠りこけてしまう.
 どの位,居眠りをしていたのだろうか.轟轟といううるさい音に気がついて目が覚める.電車は東京駅手前のトンネルを走行中である.どうやら私が乗った成田エキスプレスは,戸塚,横浜,武蔵小杉と随分細かく停車して東京駅に到着したようである.
 東京駅は随分と薄暗い.仕方がない.節電しているのだろう.
 座席は何時の間にかほぼ満席になっている.
 東京駅を過ぎて,列車は再び地上に出る.そして,焦点や住宅が密集している市街地が延々と続く.神奈川県の田舎暮らしをしている私には,窮屈な印象を受ける町並みである.
 その内の進行方向左手に,ニョッキリと聳える東京スカイツリーが見え出す.私はデジカメを構えて,何回かこの勇姿を撮ろうと思うが,すぐに近くの建物が邪魔をして,思うように撮れない.
       

■ユーロを購入
 千葉駅を過ぎると,次第に田園地帯が広がり始める.樹木がびっしりと繁茂する沢山の丘陵がうねうねと続いている.その間に真っ青な田んぼが広がっている.いかにも豊穣そうな千葉の風景である.どこまでも続く見事な丘陵を辿りながら散歩してみたいな・・私は,この辺りの風景を眺める度に,そんなことを思い続けている.
 8時10分,列車は成田空港(成田第1)に到着する.
 まずは,改札口近くにある両替所で,現金130ユーロを購入する.レートは,                            
             115.75円=1ユーロ
である.
 ちなみに,ドルは,
              81.85円=1ドル
である.
 今回の度は,パック旅行.殆どの食事はパック料金の中に含まれている.どうせアルコールは嗜まないので,130ユーロもあれば十分だろう.

■団体カウンターH
 まだ集合時間まで余裕がある.私は荷物を引きずりながら,ノンビリと集合場所の団体カウンターHへ向かう.団体カウンターは4階にある.面倒だなと思いながら,何回もエスカレーターを乗り継ぐ.
 8時50分頃,Hカウンターに到着する.沢山の団体客が屯している.集合時間は9時10分.どうせまだ誰も来ていないだろうと呑気に構えて,ぼんやりとしている.
 すると,制服を着た女性が私に近付いてくる.そして,
 「どこのツアーですか?」
と聞く.
 「アルパインツアーですが・・」
と答えると,女性は,ちょっと首をかしげて,
 「アルパインツアーですか? ちょっと分かりませんが,多分,あちらの方でしょう・・」
とHカウンターの片隅を指さす.
 “はは~ん・・アルパインはマイナーな旅行社なんだな・・”
と,妙に納得しながら,指さされた方向に向かう.
 Hカウンターの隅っこの方まで行くと,荷物に付けているアルパインの名札を見た係員が,
 「アルパインはこちらです・・」
と案内してくれる.
 まだ集合時間には早いと思っていたが,もうすでに大半の方々がお集まりのようである.
 ツアーリーダーのS村さんが目ざとく私を見つけて,
 「FHさんですね・・」
と私を確かめながら,参加者名簿,保険証,搭乗券など一式を手渡す.
 実はアルパインツアー社のカタログで,ツアーリーダーのS村さんの顔写真を見ていた.その写真の印象では,やけに若い女性なので,正直な所,大丈夫かなと心配していた.ところが,(そういっては失礼になるかも知れないが),実際にお会いしてみると,まさに働き盛りの方である,これで一安心.
 S村さんに伺うと,今回のツアー参加者は男性2人,女性10人,合計12人だとのことである.
 「うわ~・・また女性ばかりですね・・参ったナ」
私は思わず本音をさらけ出す.
 もうお一人の男性は,千葉在住のF田さん.私が迷いながらもこのコースに申し込んだが,もし私が別のコースを選んでいたら,男性はF田さんお一人ということになっていた.
 私ごとき者でも,男性が1人増えたので,F田さんも,さぞかし,ホッとされただろうと思う.

■搭乗待合室へ
 特段の買い物もないので,早々とセキュリティーチェックと出国手続を済ませてしまう.そして,9時40分頃,ゲート36待合室に移動する.
 このまま,ぼんやりと搭乗手続が始まるのを待つつもりである.まだ搭乗開始まで小一時間ある.
 私は椅子に腰掛けて,居眠りを始める.
                                      (つづく)

「ツールドモンブラン」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4b43a75e7fa69b4e7f00c0f9bdd9ccc0
「ツールドモンブラン」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a88d09959d023d7f76c11226595c9c4b
「ツールドモンブラン」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4a4c5fb759853b8b140c4d3944095d8c

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[編集後記]

2011年8月9日(火) 晴

 朝からうだるような暑さである.
 10時43分現在,我が家の2階にある自室の温度は,もう32.1℃.にもなっている.ただ,窓を開けていると海風が室内を吹き抜けるので,まあ,まあ,冷房なしでも何とかなる状態である.
 ツールドモンブランの旅行中に写した写真は延べ数百枚.このほどやっと全体に目を通し終えた.やたらに沢山の写真を撮ったが,まあ使えるのは10分の1以下.でも,やっと,ツールドモンブランの連載を再開する気になった.それで,今日の記事は再開第1号ということになる.
 今後はこのツールドモンブランの記事と並行して,現在連載中のポーランド訪問記も続行する予定である.もちろん,その間も,塔ノ岳や鎌倉の記事は優先して投稿するつもりである.
 忙中閑あり,閑中忙あり?
 本来ならば,サンデー毎日氏の私は暇なはずだが,ついつい調子に乗りすぎて,9月のあるぱい某学会でも発表するように指名されているし,秋までに水彩画を是非とも3枚は描きたいなと思っている.何だか現役時代に匹敵するほどの多忙感を味わう今日この頃である.
 でも,考えてみれば遣りたいことが山積みになっているのは有り難いことである.
 神様,仏様に感謝!感謝!である.
                                    (愚痴おわり)



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