<大あくびのミー君>
寝ぼけネコが出迎える丹沢:塔ノ岳(今年40回目)
(単独山行)
2009年9月6日(日)
■混雑する1番バス
5日振りの塔ノ岳である.一昨日から我が家には孫台風が襲来している.孫達の顔を眺めながら終日家に籠もっているのも良いものだが,それでは身体が鈍ってしまう.そこで,意を決し,午前中に大倉尾根を往復しようと思い立つ.
何時ものように,5時10分に家を出る.季節が進んで,この頃は随分と日の出が遅くなっている.つい数週間前までは,5時といえばすっかり明るくなっていたが,今日はまだ夜が明けきっていない.外に出ると,初秋の冷気が漂っていてとても気持ちが良い.
西の空には満月が輝いている.モノレールの駅に向かう道端では,コーロギが鳴いている.もう秋だなと思うと,何となく寂しい.
小田原を経由して小田急電鉄渋沢へ出る.
大倉行1番バスは,登山客で満員である.ただ,顔見知りのご常連は,韋駄天のTさんだけ.ご常連最年長のK女史に会えるかと思ったが乗車していないようである.
■どうも体調が良くない
大倉にバスが到着すると,韋駄天のTさんは,直ぐに塔ノ岳を目指して歩き始める.私は例によって,モタモタと支度に手間取って,7時10分に歩き出す.暑さの峠が越えたので,多くの登山客が戻ってきたようである.登山客が行列になって登っている.
足元は良く乾いていて歩きやすい.それに,まだ気温は,そこそこ,高いものの,今日は湿度が低くてカラッとしている.まさに登山日和である.
私は何時ものペースで歩き出す.登山口を過ぎて杉林の中を歩いていると,どうも身体が本調子でないのに気が付く.気管がゼイゼイして息苦しい感じがする.何と言ったらよいのだろうか.電気回路で言い換えれば,気管のインピーダンスがいつもより大きくなっている感じである.それも単なる抵抗(R)ではなく,インダクタンス(L)が大きくなった感じである.一呼吸ごとに,少しタイミングがずれるような気がするので,私は直ぐに歩くペースを落とす.
7時30分,観音茶屋を通過する.茶屋の中から,いきなりドスの利いた声で,
「いってらっしゃい!」
と声を掛けられる.声を掛けられるなんて予期していなかったので,心臓が飛び上がるほどビックリする.
<登山客が数珠繋ぎ:見晴山荘付近>
■駒止茶屋
7時47分に見晴茶屋を通過する.このコース最初の急坂に差し掛かる.前方には沢山に登山客が見えている.若い人たちや子ども連れも結構多い.私は無理をしないように注意しながら,8時丁度に一本松を通過する.歩き出してからここまで丁度50分掛かっている.そして,8時14分,駒止茶屋を通過する.ここまで歩き出してから1時間04分.ゆっくり歩いたにしては,それほど遅くないラップである.
気が付くと息苦しさはいつの間にか消えている.
<残念ながら富士山は見えない>
■萱場平
堀山の尾根に差し掛かる.天気は悪くないものの,富士山の周囲にはモクモクと白い雲が沸き上がっていて,残念ながら富士山は見えない.それでも,私は,定点に立って見えない富士山の写真を撮る.
8時31分に堀山の家を通過する.今日は休日なので,堀山の家も開店している.山荘の前の小草平には誰も居ない.
いよいよ長い登り坂である.歩き出しで歩行速度を抑えたためか,何となく楽に登れる.そうなると気持ちにも余裕ができて,ノンビリと楽しみながら登り続ける.その間,沢山の登山客を追い越したが,逆に数名の方々に追い越される.ただ,この頃は大分修行ができてきて,追い越す,追い越されるにはどうでもいい,ただ自分のペースを守るだけに専念している(つもり).
<今日の萱場平>
■花立山荘
やがて,花立山荘手前の長い階段に差し掛かる.背の高い女性に追いつく.
「この階段,大変ですね」
と私に話しかけてくる.
「本当に大変です・・私の場合,この階段を登るのに大体7分掛かります.あと,7分の辛抱,あと6分の辛抱と,自分に言い聞かせながら,マイペースで登っていますよ・・」
この女性,暫く私と雑談しながら登っていたが,彼女は途中で落伍する.
9時10分に花立山荘を通過する.今日は堀山の家からここまで49分も掛かっている.調子の良いときに較べると,4~5分遅い.
山荘前の広場で男性1人が休憩を取っている.晴れていれば富士山が良く見えるところだが,あいにく見えるのは雲ばかり.
<花立山荘前:富士山は白い雲の中>
■塔ノ岳山頂に到着
山荘を通過してまもなく,いつもより体力に余裕がある気がする.そこで,息が切れない程度まで,歩行速度を速めてみる.案外,速く歩ける.
9時18分に花立場を通過する.今日は山荘からここまで8分で登った.いつもは10分掛かるところだが,2分短縮できている.
その後,もう少しピッチをあげて歩き続ける.
9時22分に金冷シを通過する.最初の長い登り階段を登り切る頃,下山してくる韋駄天のTさんとすれ違う.
「今日は涼しくて良いですね・・・山頂の気温は+18.2℃でしたよ・・・」
とTさんが教えてくれる.
9時36分,塔ノ岳山頂に到着する.大倉からの所要時間は2時間26分.体調が気になった割には意外に早く山頂に到着できた.
<塔ノ岳山頂からの眺望:かすかに富士山が見える>
■尊仏山荘
山頂で儀式の撮影を終えて,尊仏山荘に入る.今日の小屋番はオーナーのHさんと,営業部長ミー君の忠実な部下,Oさんのダブルヘッダーである.先客は2名の女性.見知らぬ人である.
山頂の気温は+18.5℃.前回登ったときに比較すると,幾分涼しい.
私が小屋に入るなり,Oさんが,
「そこにネコが居ますよ・・・」
と椅子の下を指さしながら教えてくれる.
なるほど,ミー君が椅子の下で,中腰になって,ボンヤリと,寝ぼけているような仕草をしている.早速,何枚かの写真を撮る.
「この間,ブログにミー君とOさんを一緒に撮った写真を載せたら,好評でしたよ・・・」
とOさんに報告する.
「・・序でに,『2人に良いお嫁さんを捜してくだい・・』と書いてくださいよ・・」
と冗談とも本気ともとれることをOさんが言う.自分のネコのことを「1人」と数えるところが面白い.
入口近くに座っている女性が,
「この頃,このネコ,随分,おとなしくなったんじゃないですか・・?」
とOさんに訪ねる.
「そう・・最後の遠出は,あの書策小屋でしたね.あれから遠出はしなくなりました.あのときは,出掛けるとき,雪は降っていなかったんですが,途中で雪になり,帰れなくなったんです・・ネコの救出に行きましたよ」
今度はHさんが私に話しかける.
「そういえば,昨日(9月5日),あの何と言いましたっけ,看護士さんが来ましたよ・・」
「ああ,山旅スクールの野詩歌さんですか?」
「そうそう,野詩歌さん・・中央アルプスのどこかへ行くって言っていましたよ」
「うるさくなかったですか?」
「いえ,いえ,ちっともうるさくなかったですよ・・ところでトドさんは,どうしていますか・・」
「今頃,家で,このネコのように,アクビしていますよ.でも,そろそろ,登ってくるんじゃないですか」
私が尊仏山荘に到着してから,ものの20分も経たない内に,ご常連のX氏が山荘に到着する.
「随分,速いですね・・2番バスですよね」
「2番バスです・・休日ダイアだから,1番バスの15分後に2番バスがあるんですよ・・」
それで納得する.2番バスが30分後と勘違いした私は,あまりに早いご到着に驚いたという次第である.
<眠そうなミー君:何時までも元気で居てくれよ.お前に会うのが楽しみだから>
ミー君よ,そういえばお前さんも,もうかなりの年寄りだな.
一時,ドックイヤーという言葉がはやったが,キャットイヤーという言葉は聞いたことないな.ドッグ(犬)の1年は,人間の7年に相当するとか.もしネコも犬と一緒なら,ミー君も,人間なら,齢(よわい)70才の老猫ということになる.
私はミー君に頭をなでながら,
「お前,何時までも達者で暮らすんだよ・・・」
と心の中で念じている.
■ゆっくり下山
今日は休日ダイア.私はゆっくり下って,12時40分のバスに乗りたいと思う.
「ゆっくり下山しますので,先に失礼します・・・」
とXさんに挨拶する.
するとOさんが,
「登りと,下り,同じ時間ですか?」
と聞いてくる.
「いえ,まあ,でも下りの方が10分くらい速いですよ・・今日は登りが2時間26分だったんですが,下りは2時間15分程度で降りたいと思います」
10時05分に尊仏山荘を出発する.
途中,沢山の登山客とすれ違う.今日は子ども連れの登山客がとても多いようである.
花立山荘からの下り階段で,チャンピョンとすれ違う.
「今日は,下りボッカだよ・・」
とチャンピョンが言う.空のボンベを降ろすとのことである.
時間を見計らいながら,ゆっくりと下山して,12時19分に大倉バス停に到着する.
小田急電鉄で,渋沢から小田原に向かう途中,渋沢駅付近の踏切で人身事故(接触事故)が発生する.そのために,23分も車内で閉じこめられる.
<下りボッカのチャンピョンとすれ違う>
[ラップタイム]
累積ラップ
7:10 大倉 発 0
7:30 観音茶屋 20
7:47 見晴山荘 37
8:14 駒止茶屋 1:04
8:31 堀山の家 1:21
9:10 花立山荘 2:00
9:22 金冷シ 2:12
9:36 塔ノ岳山頂 着 2:26
===================================
10:05 塔ノ岳山頂 発(+18.5℃)
10:17 金冷シ
10:31 花立山荘
11:09 堀山の家
11:26 駒止茶屋
11:51 見晴山荘
12:03 観音茶屋
12:19 大倉 着
[山行記録]
■水平歩行距離 7.0km(片道)
■累積登攀・下降高度 1250m
■登り所要時間
大倉 発 7:10
塔ノ岳山頂 着 9:36
(所要時間) 2時間26分(2.43h)
登攀速度 1250m/2.43h=514.4m/h
■下り所要時間
塔ノ岳山頂 発 10:05
大倉 着 12:19
(所要時間) 2時間14分(2.23h)
下降速度 1250m/2.23h=560.5m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e1d6b311be3e42fdda75718a960f1c9a
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/97c3a3ef7253fa4253b44d1575117233
寝ぼけネコが出迎える丹沢:塔ノ岳(今年40回目)
(単独山行)
2009年9月6日(日)
■混雑する1番バス
5日振りの塔ノ岳である.一昨日から我が家には孫台風が襲来している.孫達の顔を眺めながら終日家に籠もっているのも良いものだが,それでは身体が鈍ってしまう.そこで,意を決し,午前中に大倉尾根を往復しようと思い立つ.
何時ものように,5時10分に家を出る.季節が進んで,この頃は随分と日の出が遅くなっている.つい数週間前までは,5時といえばすっかり明るくなっていたが,今日はまだ夜が明けきっていない.外に出ると,初秋の冷気が漂っていてとても気持ちが良い.
西の空には満月が輝いている.モノレールの駅に向かう道端では,コーロギが鳴いている.もう秋だなと思うと,何となく寂しい.
小田原を経由して小田急電鉄渋沢へ出る.
大倉行1番バスは,登山客で満員である.ただ,顔見知りのご常連は,韋駄天のTさんだけ.ご常連最年長のK女史に会えるかと思ったが乗車していないようである.
■どうも体調が良くない
大倉にバスが到着すると,韋駄天のTさんは,直ぐに塔ノ岳を目指して歩き始める.私は例によって,モタモタと支度に手間取って,7時10分に歩き出す.暑さの峠が越えたので,多くの登山客が戻ってきたようである.登山客が行列になって登っている.
足元は良く乾いていて歩きやすい.それに,まだ気温は,そこそこ,高いものの,今日は湿度が低くてカラッとしている.まさに登山日和である.
私は何時ものペースで歩き出す.登山口を過ぎて杉林の中を歩いていると,どうも身体が本調子でないのに気が付く.気管がゼイゼイして息苦しい感じがする.何と言ったらよいのだろうか.電気回路で言い換えれば,気管のインピーダンスがいつもより大きくなっている感じである.それも単なる抵抗(R)ではなく,インダクタンス(L)が大きくなった感じである.一呼吸ごとに,少しタイミングがずれるような気がするので,私は直ぐに歩くペースを落とす.
7時30分,観音茶屋を通過する.茶屋の中から,いきなりドスの利いた声で,
「いってらっしゃい!」
と声を掛けられる.声を掛けられるなんて予期していなかったので,心臓が飛び上がるほどビックリする.
<登山客が数珠繋ぎ:見晴山荘付近>
■駒止茶屋
7時47分に見晴茶屋を通過する.このコース最初の急坂に差し掛かる.前方には沢山に登山客が見えている.若い人たちや子ども連れも結構多い.私は無理をしないように注意しながら,8時丁度に一本松を通過する.歩き出してからここまで丁度50分掛かっている.そして,8時14分,駒止茶屋を通過する.ここまで歩き出してから1時間04分.ゆっくり歩いたにしては,それほど遅くないラップである.
気が付くと息苦しさはいつの間にか消えている.
<残念ながら富士山は見えない>
■萱場平
堀山の尾根に差し掛かる.天気は悪くないものの,富士山の周囲にはモクモクと白い雲が沸き上がっていて,残念ながら富士山は見えない.それでも,私は,定点に立って見えない富士山の写真を撮る.
8時31分に堀山の家を通過する.今日は休日なので,堀山の家も開店している.山荘の前の小草平には誰も居ない.
いよいよ長い登り坂である.歩き出しで歩行速度を抑えたためか,何となく楽に登れる.そうなると気持ちにも余裕ができて,ノンビリと楽しみながら登り続ける.その間,沢山の登山客を追い越したが,逆に数名の方々に追い越される.ただ,この頃は大分修行ができてきて,追い越す,追い越されるにはどうでもいい,ただ自分のペースを守るだけに専念している(つもり).
<今日の萱場平>
■花立山荘
やがて,花立山荘手前の長い階段に差し掛かる.背の高い女性に追いつく.
「この階段,大変ですね」
と私に話しかけてくる.
「本当に大変です・・私の場合,この階段を登るのに大体7分掛かります.あと,7分の辛抱,あと6分の辛抱と,自分に言い聞かせながら,マイペースで登っていますよ・・」
この女性,暫く私と雑談しながら登っていたが,彼女は途中で落伍する.
9時10分に花立山荘を通過する.今日は堀山の家からここまで49分も掛かっている.調子の良いときに較べると,4~5分遅い.
山荘前の広場で男性1人が休憩を取っている.晴れていれば富士山が良く見えるところだが,あいにく見えるのは雲ばかり.
<花立山荘前:富士山は白い雲の中>
■塔ノ岳山頂に到着
山荘を通過してまもなく,いつもより体力に余裕がある気がする.そこで,息が切れない程度まで,歩行速度を速めてみる.案外,速く歩ける.
9時18分に花立場を通過する.今日は山荘からここまで8分で登った.いつもは10分掛かるところだが,2分短縮できている.
その後,もう少しピッチをあげて歩き続ける.
9時22分に金冷シを通過する.最初の長い登り階段を登り切る頃,下山してくる韋駄天のTさんとすれ違う.
「今日は涼しくて良いですね・・・山頂の気温は+18.2℃でしたよ・・・」
とTさんが教えてくれる.
9時36分,塔ノ岳山頂に到着する.大倉からの所要時間は2時間26分.体調が気になった割には意外に早く山頂に到着できた.
<塔ノ岳山頂からの眺望:かすかに富士山が見える>
■尊仏山荘
山頂で儀式の撮影を終えて,尊仏山荘に入る.今日の小屋番はオーナーのHさんと,営業部長ミー君の忠実な部下,Oさんのダブルヘッダーである.先客は2名の女性.見知らぬ人である.
山頂の気温は+18.5℃.前回登ったときに比較すると,幾分涼しい.
私が小屋に入るなり,Oさんが,
「そこにネコが居ますよ・・・」
と椅子の下を指さしながら教えてくれる.
なるほど,ミー君が椅子の下で,中腰になって,ボンヤリと,寝ぼけているような仕草をしている.早速,何枚かの写真を撮る.
「この間,ブログにミー君とOさんを一緒に撮った写真を載せたら,好評でしたよ・・・」
とOさんに報告する.
「・・序でに,『2人に良いお嫁さんを捜してくだい・・』と書いてくださいよ・・」
と冗談とも本気ともとれることをOさんが言う.自分のネコのことを「1人」と数えるところが面白い.
入口近くに座っている女性が,
「この頃,このネコ,随分,おとなしくなったんじゃないですか・・?」
とOさんに訪ねる.
「そう・・最後の遠出は,あの書策小屋でしたね.あれから遠出はしなくなりました.あのときは,出掛けるとき,雪は降っていなかったんですが,途中で雪になり,帰れなくなったんです・・ネコの救出に行きましたよ」
今度はHさんが私に話しかける.
「そういえば,昨日(9月5日),あの何と言いましたっけ,看護士さんが来ましたよ・・」
「ああ,山旅スクールの野詩歌さんですか?」
「そうそう,野詩歌さん・・中央アルプスのどこかへ行くって言っていましたよ」
「うるさくなかったですか?」
「いえ,いえ,ちっともうるさくなかったですよ・・ところでトドさんは,どうしていますか・・」
「今頃,家で,このネコのように,アクビしていますよ.でも,そろそろ,登ってくるんじゃないですか」
私が尊仏山荘に到着してから,ものの20分も経たない内に,ご常連のX氏が山荘に到着する.
「随分,速いですね・・2番バスですよね」
「2番バスです・・休日ダイアだから,1番バスの15分後に2番バスがあるんですよ・・」
それで納得する.2番バスが30分後と勘違いした私は,あまりに早いご到着に驚いたという次第である.
<眠そうなミー君:何時までも元気で居てくれよ.お前に会うのが楽しみだから>
ミー君よ,そういえばお前さんも,もうかなりの年寄りだな.
一時,ドックイヤーという言葉がはやったが,キャットイヤーという言葉は聞いたことないな.ドッグ(犬)の1年は,人間の7年に相当するとか.もしネコも犬と一緒なら,ミー君も,人間なら,齢(よわい)70才の老猫ということになる.
私はミー君に頭をなでながら,
「お前,何時までも達者で暮らすんだよ・・・」
と心の中で念じている.
■ゆっくり下山
今日は休日ダイア.私はゆっくり下って,12時40分のバスに乗りたいと思う.
「ゆっくり下山しますので,先に失礼します・・・」
とXさんに挨拶する.
するとOさんが,
「登りと,下り,同じ時間ですか?」
と聞いてくる.
「いえ,まあ,でも下りの方が10分くらい速いですよ・・今日は登りが2時間26分だったんですが,下りは2時間15分程度で降りたいと思います」
10時05分に尊仏山荘を出発する.
途中,沢山の登山客とすれ違う.今日は子ども連れの登山客がとても多いようである.
花立山荘からの下り階段で,チャンピョンとすれ違う.
「今日は,下りボッカだよ・・」
とチャンピョンが言う.空のボンベを降ろすとのことである.
時間を見計らいながら,ゆっくりと下山して,12時19分に大倉バス停に到着する.
小田急電鉄で,渋沢から小田原に向かう途中,渋沢駅付近の踏切で人身事故(接触事故)が発生する.そのために,23分も車内で閉じこめられる.
<下りボッカのチャンピョンとすれ違う>
[ラップタイム]
累積ラップ
7:10 大倉 発 0
7:30 観音茶屋 20
7:47 見晴山荘 37
8:14 駒止茶屋 1:04
8:31 堀山の家 1:21
9:10 花立山荘 2:00
9:22 金冷シ 2:12
9:36 塔ノ岳山頂 着 2:26
===================================
10:05 塔ノ岳山頂 発(+18.5℃)
10:17 金冷シ
10:31 花立山荘
11:09 堀山の家
11:26 駒止茶屋
11:51 見晴山荘
12:03 観音茶屋
12:19 大倉 着
[山行記録]
■水平歩行距離 7.0km(片道)
■累積登攀・下降高度 1250m
■登り所要時間
大倉 発 7:10
塔ノ岳山頂 着 9:36
(所要時間) 2時間26分(2.43h)
登攀速度 1250m/2.43h=514.4m/h
■下り所要時間
塔ノ岳山頂 発 10:05
大倉 着 12:19
(所要時間) 2時間14分(2.23h)
下降速度 1250m/2.23h=560.5m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e1d6b311be3e42fdda75718a960f1c9a
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/97c3a3ef7253fa4253b44d1575117233
コメント有り難うございました.
また,今日は雨の中,塔ノ岳をご一緒いただき有り難うございました.
Kiyomaさんの目標通り,3時間を切る所要時間で山頂に到達できて,ハッピーでした.
また,機会がありましたらご一緒下さい.
当ブログへのまたのお越しをお待ちしています.