中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ミツマタが香る西丹沢:ミツバ岳・世附権現山縦走

2012年01月23日 04時04分18秒 | 丹沢の山旅

                              <ミツバ岳から富士山を望む>

[復刻版]  ミツマタが香る西丹沢:ミツバ岳・世附権現山縦走
             (湘南カラビナ隊)
          2004年4月9日(金)
 

<登山地図>



<プロフィールマップ>



■JR谷峨駅から登山口へ

 山旅スクール5期同窓が集まって活動している湘南カラビナ隊では,この度,ミツマタが美しい西丹沢のミツバ岳と世附権現山を縦走することになった.
 4月9日,不肖FHがグループリーダーになり,フクロウ,シェルパ,ビアンコ,消防署員,ドッジ,仙人,H谷の総勢8名が参加して,予定通り2座を周回した(名前は何れも仇名).途中で,今が見頃のミツマタと富士山の絶景を楽しんだ.
 私たちは,8時27分にJR御殿場線谷峨駅に到着する.谷峨駅前8時40分発西丹沢自然教室行のバスに乗車する.
 9時01分にバス停浅瀬入口(標高370m)に到着する.
 バス停近くの片隅で,型どおりのストレッチを済ませ,9時07分に浅瀬入口から歩き出す.
 まずは丹沢湖畔沿いの道を,暫くの間,西へ歩き続ける.
 湖畔の桜の花が,丁度見頃を迎えている.
 9時23分に世附大橋,9時36分に寺の沢橋を渡る.そして,9時40分に登山口近くの滝壺橋に到着する.

<丹沢湖の桜が見頃を迎えている>


 身支度を調えて,9時51分に登山口から登山道に入る.石段を登り,登山道に入った途端に急登になる.
 10時19分,標高600メートル地点で数分の立ち休憩をとってから,再び登り続ける.
 どこが登山道かハッキリ分からないが,地図とコンパスを頼りに稜線を外さないように注意しながら登り続ける.幅の広い稜線なので,霧などで見通しが利かなくなると,少々困るなと思いながら登る.

<気持ちの良い稜線歩き>

■ミツマタの群生地
 地図を見ると,進行方向左手(南側)から大きな尾根が2本合流している.周囲の地形を良く見ていないと,これらの尾根が何時合流するのか分からない.
 やがて,私たちはミツマタの群生地に入り込む.両川沿いに沢山のミツマタが咲いている.何ともいえない素敵な情景である.私たちはミツマタの美しさに感激しながら,ユックリとミツマタの林を進む.

<ミツマタの群生地を歩く>

■富士山がクッキリ
 11時01分,富士山が良く見える場所に到着する.
 ミツマタの花の向こうに5合目辺りまで雪で真っ白な富士山が見える.素晴らしい光景である.
 私たちはミツマタと富士山を眺めながら,ユックリと稜線歩きを続ける・.

<ミツバ岳付近の稜線からミツマタと富士山を望む>


<富士山とミツマタの絶景>

■ミツバ岳山頂
 10時59分,ミツバ岳山頂(標高834m)に到着する.
 「ミツバ岳834.5m」と書いてある小さな板が,木の幹に縛り付けてある.辺りには誰も居ない.
 私たちはミツバ岳山頂で,5分ほど休憩を取る.


<ミツバ岳山頂>

■両川沿いに歩く
 11時04分,ミツバ岳山頂を出発する. 相変わらず登山道の両側にはミツマタの林が続く.

<ミツマタの林の中を北へ向かう>

■世附権現山山頂
 11時17分,鞍部(標高800m)に到着する.ここで4分ほど立ち休憩を取る.
 11時39分,標高791メートル地点を通過する.
 登り返して,12時16分,権現山山頂(標高1018m)に到着する.山頂には石造りの小さな祠
と,権現山と書いた木杭が立っている.
 私たちは権現山山頂で昼食を摂る.


<世附権現山山頂>

■不気味な看板を見てから下山開始
 12時52分,下山を開始する.「この先踏跡不明瞭,初心者の通行には不向き」と書いてある立派な看板が立っている.
 「オレ達には無理なコースなのかな・・・」
と思うが,ここまで来て引き返すわけにも行かないので,とにかく地図とコンパスをシッカリ見ながら下山することにする.


<不気味な看板>

■いかにも丹沢らしい雰囲気だ
 歩き出し直後は,幅が広くて平らな稜線が続く.いかにも丹沢らしい雰囲気の所である.
 これから先,急な下り坂があることは地図を見て分かっている.暫くの間は,心地よい稜線歩きを楽しむことにする.
 尾根が分岐する度に,地図を眺めて,どの尾根に入るかを入念に確かめながら先へ進む.
 13時20分,標高756メートル峰で5分ほど休憩を取る.

<気持ちよい稜線歩き>


<要所要所で,全員で現在地を確かめる>

■鹿柵を越える
 13時43分,標高680メートル峰を通過する.さらに,13時58分,標高670メートル地点で,数分の休憩を取る.
 急坂が連続するようになる.やがて,鹿柵沿いの道になる.相変わらず急な下り坂である.
 14時19分,登山道は鹿柵に突き当たる.人間は脚立を使って柵を越えるようにという注意書きがある.高い柵を越えるのは結構怖い.1人ずつ順番に越えるので,結構時間が掛かる.
 結局,下山するまでに3回の柵越えがある.
 
<鹿柵を3回乗り越える>

浅瀬入口に下山
 鹿柵を越えてジグザグ道を下り続ける.やがて,眼下に舗装道路が見え始める.
 14時25分,バス停浅瀬入口に近いところにある登山口に無事下山する.
 バス停浅瀬入口でバスの時間を見ると,次のバスまで小1時間も待ち時間がある.

<浅瀬入口近くに下山>

■バス停丹沢湖へ
 辺りには何もないので退屈.
 そこで,永蔵橋を渡って,丹沢湖の対岸にある丹沢湖記念館でも見学しようということになる.
 ブラブラと歩いて,14時34分に,丹沢湖記念館に到着する.
 特段,見学したいものもないが,館内を一回りする.序でに,記念館の隣にある美保の家を外からチラリと拝見する.中を見るのは面倒なので,そのまま,再び記念館に戻る.
 記念館職員の女性に,
 「この近くのバス停はどこにあるんですか・・」
と伺う.
 「」美保の家のちょっと先に,丹沢湖というバス停がありますよ・・・でも,手を挙げれば,バスは何処でも停まってくれますよ・・」
と教えてくれる.

<丹沢湖記念館>

■御殿場で懇親会
 丹沢湖15時01分発新松田行のバスに乗車する.バスは空いている.
 15時22分に御殿場線谷峨駅に到着する.谷峨発15時35分の電車に乗車.16時07分に御殿場に到着する.
 どういう弾みか,御殿場で途中下車して懇親会をしようということになる.
 懇親会で,普段は飲まないビールをコップ半分ほど飲んだところ,すっかり出来上がってしまう.そのために,これ以降,自宅へ戻るまでのラップタイムを記帳し忘れてしまう.多分,21時頃には自宅に戻ったのではないかと思う.

<ラップタイム>

 9:07  浅瀬入口歩き出し
 9:40  滝壺橋(9:51発)
10:59  ミツバ岳山頂(11:04まで休憩)
12:01  標高940m地点(1:05まで休憩)
12:16  権現山山頂(12:52まで昼食)
13:20  標高756m地点(13:25まで休憩)
13:43  標高680mピーク
13:58  標高670m地点(13:56まで休憩)
14:25  浅瀬入口着

[山行記録]

■水平歩行距離          
7.3km


■累積登攀高度      931m

■累積下降高度       931m

■所要時間(休憩時間を含む)
    浅瀬入口 発         9:07
      〃    着        14:25
    (所要時間)          5時間18分(5.30h)
   水平歩行速度        7.3km/5.30h=1.38km/h
                                  (おわり)

「ミツバ岳・世附権現山」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/24f84ee6ab51f700c950fd1cbce5652e
※この記事では,権現山から二本杉峠経由で細川橋に出るコースを紹介している.
  こちらのコースの方が,道に迷う可能性は少なく平易である.

「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/b37a05a5ed5af09216c01a418911c46d
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/1e1277aacd799299428c325fbe655e3f



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