中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ネコピニストと山猫山荘の丹沢:塔ノ岳(今年42回目)

2009年09月14日 07時41分07秒 | 丹沢の山旅

                  <『山猫山荘』の受付>

      ネコピニストと山猫山荘の丹沢:塔ノ岳(今年42回目)
               (単独山行)
            2009年9月13日(日)

■超満員の1番バス

 ここ数日の間に,すっかり秋らしくなった.
 朝,出掛ける時間になっても,まだすっかり夜が明けきっていないし,ヒンヤリとした冷気がとても気持ちが良い.でも,家の前の道路が昨夜の雨でびっしょり.また,天気予報が外れて雨になるのではないかと,ちょっと心配である.
 渋沢発大倉行のバスは,沢山の登山客で満員.その中に韋駄天組のお三方,最年長のKおばあちゃん,K大Nさん,カメラマンのMさんの顔が見える.
 バスが大倉に到着すると,韋駄天組のお三方は,そそくさと塔ノ岳を目指して出掛ける.
 私は,7時12分に韋駄天組より10分少々遅れて,大倉を出発する.

                      <今日の萱場平>

■富士山が良く見える
 今日は久々の上天気.
 途中で,K大Nさん,K女史と,追い越しざまに,それぞれ2~3分雑談しながら歩く.そのためか,駒止山荘を通過したときは,歩き出してから1時間06分も経ってる.でも,今日は天気が良いので,ラップタイムなどどうでもいい.
 堀山の尾根から,富士山がとても良く見えている.ラッキーだ.ここで富士山の写真を沢山撮りまくる.8時35分に小草平を通過,ここからも大きな杉の木の間に富士山が見えている.長い登り坂をノンビリ,9時13分に花立山荘に到着.山荘前からの富士山が素晴らしい.
 途中,沢山の写真を撮りながら,9時27分に金冷シを通過.最初の長い登り坂で,韋駄天のTさんとすれ違う.そして,9時40分,塔ノ岳山頂に到着する.大倉からの所要時間は,2時間28分.途中でお喋りや写真を撮っていた割には,まあまあの記録である.
 今日の山頂は快晴.富士山から南アルプスまで,とても良く見えている.早速,写真を撮り続ける.

                   <堀山の尾根からの富士山>


                   <花立山荘からの富士山>


                    <塔ノ岳山頂からの富士山>

■尊仏山荘(愛称:山猫山荘)
 尊仏山荘に入る.
 今日の尊仏山荘は,オーナーのHさんと,ネコのOさんのお二人が小屋番です.見知らぬ先客が2人.山頂の気温は+15.2℃.
 私が山荘に入ると,オーナーのHさんが,いきなり私に話しかける.
 「FHさん! 内のネコが国際的に有名になりますよ.例のA○○○プ○○○○社が『山頂に居るネコ』をテーマに取材に来ますよ・・」
 私が「嘘でしょう」というような顔で,ニタニタしていると,
 「本当ですよ! この間,A社から電話が掛かってきたんです.多分,FHさんのブログを見て,取材することになったんでしょう・・」
 「へえ~・・・いよいよミー君も国際的になりますね・・・」
 丁度そのとき,ミー君が番台に登ってご機嫌である.それもその筈,ミー君が大好きなOさんが受付に座っているからである.まずはともあれ,ミー君の写真を撮る.
 「・・取材のときは,FHさんも,是非,登ってきてください.それにネコのSさんにも来て貰いたいけど,この頃,Sさんは体調が優れないようで心配です・・」
 私は,勿論,登ってくるのに異存はない.何せ,何時も,ネコのミー君に会いたくて,登ってくるのだから・・・

                  <ネコが出迎える『山猫山荘』>

■ネコピニストと山猫山荘
 「私,今度から自分のことを,『ネコピニスト』と呼ぶことにしますよ.素人のアルピニストでも良いけど,山頂より,ネコを目指して登ってくるから,ネコピニストがピッタリ.英語で言えばフェリカニストかな・・・それに尊仏山荘の愛称を『山猫山荘』にしようかな・・・」
 すると,オーナーのHさんが,
 「由緒ある尊仏山荘の名前を,変えて貰っては困りますよ」
と笑う.
 「まあ・・私のブログでは,ネコのシモベのOさんが小屋番をしているときは,『山猫山荘』と書いちゃいますよ・・・」
 私は内心で,
 「やっぱり,ミー君は,尊仏山荘の営業部長だな」
と思っている.ミー君は,どこのネコよりも,おっとりしていて可愛いネコである.

                <仲良し二人:Oさんと営業部長ミー君>

■K女史ご到着
 そうこうしている内に,大倉を私より遅れて出発したカメラマンのMさんが,山荘に到着する.そして,私の隣に座る.そして私に,
 「今日は何分ぐらいで登りましたか」
と聞く.
 「・・2時間28分でした.途中で写真を撮ったりしていたんで,冴えません・・・」
 まあ,私はネコピニストなので,記録はもうどうでも良いなと思い始めている.負け惜しみだが・・
 とはいえ,こんなにカラッとしていて爽やかな天候のときには,せめて,2時間15分程度で登るだけの体力が欲しいなと思う.
 つづいて,2台ほど後のバスで来たお馴染みの男性も山荘に到着する.だれかが,
 「そろそろK女史も到着する頃ですね・・・」
という.男性が,
 「途中で追い越しましたが,山荘には寄らないようなことを言っていましたよ・・・」
 そんなうわさ話をしている最中に,K女史が山荘に入ってくる.途端に,山荘は賑やかになる.

                <塔ノ岳山頂からの富士山と南アルプス>

■山旅スクール5期の野詩歌さんとすれ違う
 私はゆっくり安全に下山したいので,10時18分に尊仏山荘から下山を開始する.
 いつの間にか,山頂は沢山の登山客で賑わっている.上空は秋の空のように澄み渡っている.山頂から下山し始めると,同じバスに乗っていたK大Nさんが,入れ替わりに山頂に到着する.
 次々に切れ目なく登ってくる登山客とすれ違いながら,ゆっくりと下山し続ける.途中,顔見知りのご常連,メガネさんとすれ違う.
 「今日は涼しくて良いですね・・良い写真撮れたでしょう・・・」
とメガネさんが言う.
 花立場の露岩帯で,山旅スクール5期の野詩歌さんとバッタリ.私が,
 「おや,今週もですか・・」
と話しかける.
 「バッチリ・・・3週連続で登っていますよ・・・前回はIさんと会いましたよ」と意気盛んである.
 Iさんは,山旅スクール5期の方.最近『ガンと一緒に山登り』という本を自費出版された方である.続いて,野詩歌さんが,
 「海外も計画があったら聞かせてください.浅間も日程が合えば生きたいです.近場でも良いですから,よろしく・・・鎌倉も良いですね.トドさんと一緒に散歩したいですね・・・」
という.
 私は,帰宅後,トドさんに携帯メールで,「野詩歌さんと一緒に鎌倉散策・・」という提案をするつもりである.


             <野詩歌さんが行く,上からK女史が降りてくる>
                   ※画素数を落としてある.

■山旅スクール6期の面々とすれ違う
 10時49分に花立山荘を通過する.山荘前のベンチは登山客で一杯である.
 行列になって登ってくる登山客を避けながら,ソロリソロリと階段を下る.階段の中頃で,いきなり,
 「あら・・FHさん・・」
と呼び止められる.
 山旅スクール6期,M沢さんのグループである.
 「・・S須さんが先に歩いていますが会いませんでしたか?」
と私に聞く.どこかですれ違ったに違いないが気が付かなかった.暫く立ち止まって雑談.
 「・・後ろにH井さんが居ますよ・・」
 再び,下り続ける.階段を下り終えたところで,H井さんとすれ違う.
 「・・夏の間,山から遠ざかっていたら,きつくて・・M沢さん達と会いましたか」
 「100メートルほど上の階段で会いましたよ・・・ここまで来たらもうすぐ,お元気で・・」

■K女史と下る
 立ち話をしながらノンビリ下っている内に,後から尊仏山荘を出発したK女史が,私に追いつく.K女史は,ストックも使わずに,着実な足取りで,露岩帯を下っていく.さすがである.K女史が,
 「今日,堀山の家に寄りますか・・」
と私に聞く.私は,
 「う~ん・・どうしようかな?」
と迷う.するとK女史は,
 「私は,挨拶だけして,寄らないつもりです・・・」
という.
 次々に登ってくる登山者が,K女史に挨拶している.K女史は顔が広い.
 「Kさんにあえて嬉しい・・・Kさんが目標なんです」
と女性登山客が感極まっている.
 私は,大倉発12時40分のバスに乗りたいので,K女史を追い抜いて,途中からピッチをあげる.そして,予定通り12時37分に大倉に到着する.バス停で,ご常連のローギャー氏とバッタリ会う.お互いに,
 「あれ・・・どこですれ違ったんでしょうね」
と不思議がる.

[ラップタイム]

  7:12  大倉 発
 7:32  観音茶屋
 7:48  見晴茶屋
 8:17  駒止茶屋
 8:35  堀山の家
 9:13  花立山荘
 9:27  金冷シ
 9;40  塔ノ岳山頂 着
================================
10:18  塔ノ岳山頂 発(+15.2℃)
10:31  金冷シ
10:49  花立山荘
11:44  駒止茶屋
12:08  見晴山荘
12:21  観音茶屋
12:37  大倉 着

[山行記録]

■水平距離 
        7.0km(片道)

■累積登攀下降高度     1250m

■登り所要時間
  大倉    発      7:12
  塔ノ岳山頂 着      9:40
 (所要時間)  2時間28分(2.47h)
 登攀速度    1250m/2.47h=506.1m/h

■下り所要時間
  塔ノ岳山頂 発      10:18
  大倉    着      12:37
 (所要時間)  2時間19分(2.32h)
 下降速度 1250m/2.32=538.8m/h
                           (おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/97c3a3ef7253fa4253b44d1575117233
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/81e886d47884be82c2f1ce6a0f4e52f4 



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