あるところで茨島の歩道橋でもりあがったが、こちらも交通ネタをずっと突き詰めていた。
これはたぶん目覚まし時計方式か。
メカニカルだが、昔は赤のみ。
道路自体は1983年に最終拡幅。
それは…
仁井田地下道はいつできたのか!
牛島、茨島、飯島はネタがあるし新聞で報じられているが仁井田のみ明快な報道がない。
だから、しらべた。
☆仁井田地下道
これが今の仁井田地下道。
入口。
赤レンガ壁。
自転車の注意。
秋田警察署も今はないがテプラで訂正されたのは建設省秋田工事事務所。
中。寒々として老朽化が見える化されてきている。
非常ベルは新しくされてある。
これはたぶん目覚まし時計方式か。
メカニカルだが、昔は赤のみ。
これがいつできたかわからないのが銘板がないから。
☆バイパス工事で開通、しかし見つからない資料
調べると、1978年から仁井田のバイパス工事(ただし道自体がバイパス)で2→4車線にするときに掘られたらしい。
様々な資料あたっても見つからなくて苦労さた。魁見出し検索にはない(理由は後述)し。
だからオフを使いめぼしい期間を讀賣秋田版からしらべた。讀賣秋田版は地方面しか報じてないから早い。
1982年2月に工事で交通困難〜1982年7月に出張所が地域センターに(後述)〜1983年12月に最後の地下道たる牛島南地下道(跨線橋下、ゲオ近く)が出来た記事は確認。
のため、1982年前半だと見た。
また、最後は牛島だと1983年に建設省秋田工事事務所職員が公言。つまりできている
☆発見!と資料が見つからぬ理由
そして、讀賣から先に発見した。
讀賣の82.4.3に小さく報道されていた。
地下道はコの字、59.2m。
あとは魁はもっとでかく報じてるとおもいきや。82.3.30の小さな記事に写真もなく今日から開通とだけ。
またスペックも60mと概数。
こら、魁!
こりゃ見つからないわ。ただ、開通日だけは魁のがわかった。
仁井田地下道開通日 1982年3月30日午前10時!
☆街に根ざし42年
道路自体は1983年に最終拡幅。
この青看もこのあたりか。状態いいよね。
赤レンガも1982年開通の東北新幹線の駅の一部壁など、国営公共事業でのはやりか。
こうして、街に根ざしたのだが、次の疑問が。
なお、
1981秋 飯島地下道(飯島歩道橋から)
1982.3 仁井田地下道
1983.3 牛島北地下道
1983.12 南高校、牛島南地下道(牛島歩道橋から)
赤レンガ地下道すべての開通時期が判明。
これより昔のコンクリ(旧土崎、茨島、新川向)だが、これは臨海バイパスが県道だった時期があるらしく県発注な可能性も。
なお、1981年開通の四ツ小屋は赤レンガ。
☆さらに昔は歩道橋?
今回突き詰めると、仁井田地下道の位置には歩道橋があったという話がある。
空から見た秋田には歩道橋があるとしらべたが、すでに地下道。ただしまだ拡幅してないかつ牛島歩道橋が健在だから1982.4〜1983.12かと。
ゼンリン住宅地図では確かに歩道橋があった。
だが、今わかるのはここのみ。
地下道開通の日の讀賣・魁にはいつまでかは書いてない。
2月のバイパス工事では1981年秋から仁井田工区開始とあるから、ここらへんか。
またバイパスは1967年5月供用だが、67年は13号にまだなく68年には牛島、和田(現役かつ2017年に4車線尺にかけかえ)がとあるから、1969〜1981あたりと見るべきか。
ゼンリンではまだ仁井田コミセンが出張所であったし。
もうすこしさよなら歩道橋、ようこそ地下道みたいなことやりゃ報じたんだろうが。
次は1981の讀賣から頑張ります。
おって報告予定。
今回は讀賣秋田支局に助けられました。
讀賣の報道力、すごい!
すると、また驚愕な話につながってきました。
近いうち中間報告を出します。
>これより昔のコンクリ(旧土崎、茨島、新川向)だが、これは臨海バイパスが県道だった時期があるらしく県発注な可能性も。
「秋田市史(昭和編Ⅱ)」(S54.7.12発行)のp773~775あたりに、当時の秋田市内の歩道橋や地下横断歩道などが一覧で載っています。
仁井田の歩道橋は見当たりませんでしたが、土崎・茨島・東北機械(株)の連絡路・稲荷・新川などの地下道の「完成年・長さ・幅」が載っていましたので、ご参考まで。