人間万事塞翁が馬~膵内分泌腫瘍との共存

夫は2008年に膵内分泌腫瘍が発覚。スーテント→サンドスタチン→アフィニトール→ザノサー+5FU→2024年にPRRT

手術そして組織検査

2014-09-11 21:20:28 | 発覚するまでの日々

前回 内科から外科に移ったのは入院してから三週間と書きましたが
保険会社に提出した診断書の写しを確認したら約40日でした
1か月以上かかって検査しても病名がわからなかったのです…失礼いたしました

さて手術は朝9時から3時間の予定で行われました
同じ市内に住む私の両親も駆け付けてくれてデイルームで待っていました
昼前に手術は無事に終わり 医師が家族に説明があるとのことで
手術室の手前にある狭い部屋に通されて 3人で緊張していると
医師が「これが取り出した肝臓と胆嚢です」と生々しい肉片を持ってきました
「ほらここに腫瘍があるでしょ」というような説明を受けたと思うのですが
夫の身体から取り出したばかりの内臓だと思うと 私は思考が停止状態です
母は気分が悪くなり かろうじて父がいろいろと質問してくれました
夫はもう病室に帰っていましたが まだ意識もうろう状態だったので
両親には自宅に戻ってもらいました
私が夫に「おつかれさま」と声をかけると
「何か見つかった?」と絞り出すように聞いてきました
でも…こんな状態で腫瘍があったなどとは言えず「大丈夫だったから」と返すと
安心したようにまた眠ってしまいました

1週間後 組織検査の結果を二人で聞きました
膵内分泌腫瘍及び肝転移とのことでした
「転移があるので手術はできません 有効な薬もありません
緩和ケアをお勧めします」
治療はもうできないということ? これからどうなるの?
混乱している私たちに 医師は生徒に説明する先生のように
「命は1年ないと思ってください 月単位で考えてください」
これで説明は終わりました
心臓がバクバクしていましたが涙は出ませんでした
あまりにも急に余命を告げられたからです
夫が「もう息子が帰ってくる時間だから家に戻ったら?
自分も疲れたから病室に行くよ」と言って歩き始めました
ドレーンをぶら下げた後ろ姿が病室に消えていくのを見届けて
自宅へ帰ってから 初めて涙が出てきました
何の自覚症状もなく ついこの間までバリバリ仕事をしていた夫が数か月後には…
医師の言葉が頭の中でグルグルとまわっていて
そのあと息子が帰ってきて夕飯を作って一緒に食べたはずなのですが
どうしても思い出せないのです
今までで一番つらい夜でした


























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