「野薔薇」 三木露風作詞 山田幸作作曲
のばら
のばら
蝦夷地ののばら
人こそ知らね
あふれさく
いろもうるわし
野のうばら
注:うばらはイバラの意
バラの写真を撮っているといつもこの歌を
思い出す。そして音楽教師の事も同時に。
女の教師はブスではないけれど、いわゆる
ちび、でぶ、そしてすこし意地悪。
ついたあだ名は「タンクロウ」。
当時流行った漫画「タンク・タンクロウ」からとったもので
真っ黒で真ん丸の砲丸のようなからだから手足が出ていた
ロボット漫画のはしりみたいなもの。
ついでに美術の教師のあだなは
「幸の神様」おつむの後ろが見事に剥げていて
後ろから掴んでも、つるりと手から逃げていくから。
数学の教師は「ねぼけ」
べつにボケているわけではないけれど
よれよれの背広で、袖が長くて、袖の中から
チョークが出ていて風采の上がらない恰好していた。
ただ数学は良く教えてくれたし、黒板に円を書くのが上手だった
皆、尊敬はしていたけれど何故かついたあだ名は
「ねぼけ」。
若い英語の女教師は「マリリモンロー」。
結局、卒業時にはマリリモンローの旦那さんになった
先生にお世話になった。
今ではマリリモンローも90才いや100才近くになると思うが、
今でも賀状のやりとりはしている。
昨今の教職はブラック業種になっているようだが、
教師にもっと時間と給与の余裕を与えて、授業に専念できて、
尊敬される職種するべきだと思う。
知人が「息子が小学校の先生をしていて子供のいる家庭持ちだが
実家から経済援助している」と嘆いていた。
日本の教育は日教組や京教組が教師も労働者と言い始めた頃から
歪んできたように思う。