Look at the Dawn Sky (^^)

生きとし生けるものが幸せでありますように。

雨天番外編 鳥のこころ

2014-12-11 09:46:37 | 日記
(以下引用)

鳥は、わずか二秒しか続かないさえずりも、長く複雑な楽曲として知覚する。

たとえばチャイクロツグミの二秒のさえずりは、四分の一の速さで再生すると、45から100個の音符と、20から50回のピッチ変動で構成され、あらゆる和音的音程を含む五音音階にも似た、人間の作る曲に聞こえる。

これらの事実から、考慮すべき重要な三つの点が浮かび上がる。

(~中略)

第三点は、鳴禽類は人間と比べて、エネルギーの代謝や心拍や呼吸が速く、生活のテンポが速いことに加えて、一定の時間の中でより多くの刺激を識別し、刺激に対する反応も速いので、人間がもっと長い時間をかけて経験するのと同じくらいの経験を、二、三年の中でするのかもしれないということだ。


以上、[もの思う鳥たち セオドア・ゼノフォン・バーバー著]~より


(☆。☆)「我が意を得たり!」と、思わず膝を叩いてしまいましてござるよ♪

(^^)普段のブログには鳥さんたちを見て「キャワヒイィー♪」とか「ウツクチイィ~♡」などとばかり書いている私ですが…

その他にも鳥さんたちについて色々と疑問、仮定、反証が頭の中に渦巻いたのですけれども、あまり深く掘り下げて考えたりせずに半ば放置していたいくつかの仮定に確信が得られた思いです♪

わたし達は(人間は特別だ)、(人間が一番偉いのだ)と、どこかで当たり前のように思っています

そして更に悪いことに、今のわたし達には野生の生き物たちとの出会いがほとんどありません

だから尚更に、わたし達は自分勝手な妄想で、人間以外の他の生き物たちをとても軽く見ています

しかし、この地球に住まう人間以外の生き物たちは、一匹の羽虫から一頭のクジラに至るまで皆、裸で生きています

自分の体一つで世界を生きています

ごちゃごちゃといろいろな道具を作り、過度に着飾り、沢山の生き物たちを無意味に且つ大量に殺せることが(偉い)…などと本気で思っている人々に、私は語る言葉を持ちません

ともあれ、公平に比較するならば、自然の中を体一つではとても生きて行けない私達現代人は‥生き物として

小さな羽虫にも劣る生き物だということが、事実というものです



つい先日、イカルという鳥の囀りを始めて聞きました

その唄の美しさに心を撃たれました

そしてふと思ったのです

(あれ?…そういえば、鳥さんたちには耳がないよなぁ…えっ?!でも、本当に聞こえなかったら喋ったり歌ったりする必要もねーよなぁ?)

今は便利な世の中ですので、その場ですぐにグーグル先生に(鳥 耳)というワードでお伺いをたてました

~結果、外耳という…普通にわたし達が耳と呼ぶ器官は、やはり鳥にはありませんでした

しかし目の後ろの斜め下辺りに、羽毛に隠れた耳の穴(中耳)がしっかり開いていました

素人考えですが、外耳の主な役割は空気中を伝う振動、(音)を拾い集めるためのアンテナだと考えています

鳥さんたちにはそのアンテナが初めからついていないのです

何故ついていないのか?

それはもしかしたら、体全体(主に羽根)が外耳の役割を担っているから、なのかも知れませんね

野外で鳥さんたちを見ていると、鳥さんたちは常に、世界から様々な刺激や情報を読み取って生きていることが見てとれます

わたし達人間のように、頭でっかちな思い込みに忙しく、目の前の世界に対してぼんやりと寝ぼけたように生きている鳥さんはいません

そしてそれを見た私が、ただただ(^^)(かわいいなぁ♪)と思える鳥さんたちの仕草の一つ一つには、どうやら沢山の奥深い意味が詰まっているようです

その意味を私自身も読み取って、もっと鳥さんたちと仲良くなりたいのですが…

それには先ず、私自身にある無智から生まれた思い込み、そして思い込みから生まれた傲慢無礼な(こころ)を捨て去ることから始めたいと思います



生きとし生けるもの全てが幸せでありますように

では、よい一日を





230 拝