佛暦2561年 9月2日
たとい(ある修行者が)三種の明知を体現していて、死を捨て去った者であり、汚れが無いとしても、無知なる愚人どもは、「かれは人に知られていることが少ない」といって、かれを見下す。
ところで、この世で食物や飲料を(多く)所有している人は、たとい悪いことを行っていても、かれは愚かな人々から尊敬される。
(アジナ長老の詩句/中村元 訳/仏弟子の告白 より)
能ある鷹は爪を隠すし、食い付く犬は吠え付かぬと申します。
だからこそ、こんな風に愚者と賢者はこの狭い世界を住み分ける。
日なたと日陰が決して交わらないように。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝
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