今朝はちょっと言葉が浮かばないほどに激しい光が移ろう川っぺりの夜明けでした。
そして、およそ三週間ぶりとなるカルガモ御一家のお出ましと相成ります。
前回は四羽いたお子さんたちは、その数を更に減じていました。
お母さんは堰の絞り込みで出来た濁流を迂回していました、が。
お子さんたちは為すすべなく濁流に飲み込まれ、母子は離れ離れに。
しかし、流されはしたものの、自力で激しい濁流を凌いだ子どもたちに焦っているような様子はなく、なんだかずいぶんと落ち着いて見えます。
それからしばらくの間その場に止まってキョロキョロしていたお子さんたちですが、程なくお母さんを見つけた模様です。
そしてお母さんの方が子どもたちを迎えに行くことはなく、あくまでも子どもたちが自力でお母さんに追いついてくるのをしばらく待っているような様子でした。
(この子たちがお母さんといっしょでいられるのは、もうあと僅かなんだろうな)
そう思わせるほどの落ち着きとたくましさを身につけていたカルガモの御一家でした。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝