
佛暦2562年 10月9日



みんなおはよ。



今朝も早くからいつも通り、イーグレットさんやアオサギさん達が朝ごはん待機中。
そんな彼らからほんの2、3メートルほど手前にあった「小石が、動いたのか?」と、思いました。

私が小石と勘違いしたものの正体は(多分)モクズガニでした。

モクズ氏の立場になってみれば、朝っぱらから大ピンチです。
やはり朝っぱらからお腹を空かせているであろう、イーグレットさんやアオサギさん達に気取られれば、モクズ氏は、あと数分後に訪れる日の出を拝めるか知れたものではありませぬ。

しかし、こちらのモクズ氏は恐らくこの絶体絶命的な状況を把握した上で、慌てず、騒がず、ゆっくり、ゆっくりと水中を目指して歩を進めていました。
命懸けの、だるまさんがころんだ、です。

やがてモクズ氏はイーグレットさん達に気取られる事もなく、無事に川の中へ逃げおおせるを得るに至りました。
ほんの数分にも満たない逃走劇を見た私もまた、手に汗握る思いを得ましたが、それともう一つ、(写真では伝わりにくいのですが)あんなにもゆっくり動くモクズガニって、初めて見ましたね。

そして今朝もまた川鵜混群が集結を始めます。







さてと、そろそろ帰るか……と、片づけを始めた時。

目の前の小枝に、半年ぶりのシジュウカラさんがお出まし下さいました。




生きとし生けるものが幸せでありますように。

230 拝
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