21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

消費税を段階的に引き上げると、、、

2007年07月05日 07時55分07秒 | Weblog
 選挙戦に悪影響を与えるため、消費税増税はほとんど語られることがない。その反動として、あがる時には一気に数%上がる傾向がある。現在の日本の財政状態を鑑みると、増税はさけられない。

しかし、もし消費税を毎年4月1日に0.5%ずつ、20年かけて10%引き上げたとしたら、どんな影響があるだろうか???
 社会的/経済的な影響について考えてほしい。直接的な影響もあるだろうし、間接的な影響もあるだろう。表面的には簡単に表れない、精神的な影響もあるかも知れない。

 消費税を段階的に20年もかけて、増税するとすると、選挙戦のために増税計画の中止が主要論題になるかも知れない。願わくば、増税計画そのものの賛否ではなく、財政政策の向上、税制の簡素化/効率化を議論の中心に持っていって欲しい。ガソリン価格が天井に近付いている今、燃料関係は減税対象になってもよいかも知れない。

 『社会的実験を経ていない理論の正否は誰にも分からない。』

消費税の段階的引き上げは、安定的な小売価格の上昇を引き起こし、消費者にインフレ予想を抱かせ、長期的な低インフレを実現するのではないかと思う。その一方で、小売価格の上昇は、需要の微減を招き、経済指標上のインフレ率を低く押さえることにより、投資家の活動を押さえ、資産価格の短期的急上昇とバブルの発生を押さえるのではないかと思う。

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