21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

1億総活躍社会でも、「安倍売り」が止まらない

2015年11月27日 15時09分36秒 | Weblog
 安倍首相が経済政策を発表すると、翌日の日経平均株価が下がる。 ほぼ毎回下がる。 これが「安倍売り」と呼ばれている。
なぜか? はっきりとした理由・説明はない。なぜか下がる。 発表される経済政策が具体性を欠くため、「失望売り」を集める、のではないかと思われる。


 11月26日に、1億総活躍社会に向けた政策目標が発表された。安倍首相が直接テレビ演説で政策を説明したわけではないが、11月27日の株価は下落した。 これも「安倍売り」だろう。 特に27日は前日のヨーロッパ市場が超好調だったために、つられて日本株も上昇する期待が高かったが、下がってしまった。 「安倍売り」が止まらない。

 安倍首相が、新・3本の矢/1億総活躍社会の発表をした際は、翌々日から株価が大きく下落した。
今回の政策発表でも、株価の下落が止まらない。 政策に、実効性・効率性・具体性が欠けるからだろうか?


 日本経済の規模を維持し、国民の生活の質を維持するためには、今後17年間で2000万人の移民が必要だ。 「出生数」を増やすのでは間に合わない。なぜなら今年生まれた人が「労働年齢」に達するまでに少なくとも18年必要だからである。高学歴化(大学院進学)が一般化するのであれば、新生児が労働者になるまで25年はかかる。 労働人口減少の穴埋めとしては、間に合わない。  世界には約6000万人の難民がいるとされる。世界の難民の3人に1人を受け入れなければ、日本経済は規模を維持できない。


 2000万人の移民受け入れに、もし日本社会が慎重な姿勢を取るのであれば、2000万人分の人的資源を埋め合わせられるだけの政策が求められる。 画期的な経済政策が必要だ。


 政治機構に致命的な欠陥を抱えているため、私は日本経済の立て直しは難しいと考える。そのため、7年後の2022年には「預金封鎖」が実施されると予想する。

テロとの戦いに「勝利」する

2015年11月20日 21時26分19秒 | Weblog
「テロとの戦い」に「勝利」することはできるのだろうか?

現状としては、不可能だろう。

最大の問題として、「勝利」の定義が明確ではない。
どんな状態を「勝利」とするのか?

1.「テロの実行犯を逮捕すること」を「勝利」と定義するのであれば、勝利は可能である。

1.「未遂犯も含め、テロリストを全員逮捕すること」と定義すれば、勝利は難しくなる。
なぜなら「テロリスト」の定義が明確ではない。

1.「勝利」をどう定義するのか?



国際社会と協力して、「暴力の応酬を止める」ことに日本政府は協力するべきだ。
対策は、貧困撲滅、教育支援、職業支援、農業支援、インフラ整備が中心になるだろう。次世代を担う若者が夢を持てる世界、暴力に頼ることのない世界を目指すべきだ。



一方、勝利が明確に定義されていない「テロとの戦い」には、参加するべきではない。
目的の定まっていない戦争に巻き込まれれば、結末は破滅しかない。