肺がんの手術を受けてから退院して落ち着いたところで、今は8週間に1度主治医に診てもらうというペースになっている。行く度に血液検査を受け、また3回に1度CT検査を受ける。
手術後6カ月の画像検査でわたしが初めて知ったのが、様子見でよい結石と筋腫だったが、今回は、左肺下葉の影。あれまあ。
主治医は影について特にコメントなし。様子見でよいでしょう、というから、ああそうなの、くらいにしか思わなかったが、やはりなんとなく引っかかるので8週後の診察のときに話を聞いた。主治医は画像のファイルを開いて丁寧に説明してくれた。
それによると、薄い7mmの影。これが炎症なのかがんなのかは分からない。でももう左肺上葉を取ってしまっているしおいそれと開けるわけにもいかない。影が濃くなったり10mmにならなければそのままでよいだろう、とのこと。
UFTは手術後2年間飲み続けるしその間は8週間ごとに診てもらうし、そのあと3年間は半年ごとにCT検査を受けるし、様子見といっても自覚症状が出るまで放置するわけではなく、ちゃんと定期的に様子を見るということだから、そこそこ安心だ。
このコロナ禍でも体験したが、よくないことが起きそうだが100%ではないというときに どのくらい心配しどのくらい鷹揚に過ごすか、言い換えれば、用心は怠らずでも怖がり過ぎない、という態度が日々の暮らしにとても重要なのだということを学んだ。
白黒つけるのが容易ではないものに対して決めつけない、宙ぶらりんな心の持ちようだ。
UFTで日常のヒットポイントが少々削られている自覚はあるけれど、それでも楽しく暮らしているし、ここで不安というストレスを抱えても疲れるだけだ。
でも、不安の元は知らない方がよい、とは思わない。知ろうが知るまいが諸行無常。それならわたしは知って且つ正気を保っていたい。
夫はヒットポイントが割引されたわたしを労わってくれるし、のんびり生活できているわたしは幸せだ。
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