いろいろと忙しかったので、うちでは昨夜、クリスマスをやった。
わたしは別にやらなくてもいいのだが、やっぱりこういうイベントは子供たちが喜ぶので。
昨日は朝からずっと、台所に立ちっぱなしだった。
午前中にココアスポンジを焼き、カスタードクリームを作り、ガナッシュを作った。
今も左官(クリームを塗ってケーキを組み立てる)はあまり得意ではないのだが、
何度も作っていれば、それなりに少しはこつが分かってくる。
塗るものの固さ・柔らかさが、作業性、仕上がりに大きく関わってくるようだ。
それなので、わたしは組み立てる数時間前にクリームができて、ちゃんと冷えているほうが
まだ上手くできる。
というわけで、午前中にそこまで。
お昼を食べて片付けたら、今度はケーキの組み立て。
生クリームを泡立てて、カスタードクリームと混ぜて冷蔵庫で冷やしておく。
黄桃の缶詰を開けて切って、シロップにキルシュを混ぜ、スポンジをスライスして、
さあ、やるぞ!
台にスポンジを置き、シロップを塗り、クリームの半量を広げ、黄桃を乗せて、
次のスポンジを乗せる。
またシロップ、クリーム、黄桃、スポンジを乗せる。
周囲にはみ出したクリームをきれいにのばして、次はガナッシュ。
うまくできないー! と悪戦苦闘しているときに限って、子供たちが面白そうにのぞきに来る。
これが更にややこしさを倍増させる。
これ以上いじると、もっとおかしくなる、と思えば切り上げて、冷蔵庫にしまう!やれやれ。
で、子供たちにおやつを与えて、次はもう、丸鶏の準備に取り掛からなければならない。
とはいっても、丸鶏は数日前から下味してあるので、
お腹に詰めるものを作って詰めて焼けばいい。
詰め物は、レバーと玉ネギとセロリとニンニクを炒めたものに、甘栗とパン粉を混ぜたもの。
堀井和子 『おいしいテーブル』 に、鶏のローストという名で載っているものを参考に。
いささか、台所にいるのが嫌になってきたので、つけ合わせは後で考えよう、と、
お腹にたっぷり詰めた鶏をオーブンに入れたら、機織りに逃げましたよ。
先日の豚モモの塊焼き にしてもそうだが、こういう料理は手間のわりに、子供たちに受ける。
ご馳走に見えるらしい。
食卓で切り分けるのをじーっと眺めているのも、ご馳走の一部、のようだ。
(結構面倒だが、これは夫がやってくれる。)
すごい勢いで食べてくれる。
面白いというか、ああ取り分が減る、というか。
こういうことも、あと何年できるのかな。
そうそう、鶏の骨は捨てずに、鍋に水と入れて火にかけて、スープを取る。
おいしそうな匂いがあたりに漂う。
鶏の骨、蟹の殻、尾頭付きの鯛の骨、いいだしが出ます!
だしも取らずに捨てるなんて、言語道断!!
さて、ケーキに話を戻す。
チョコレートはとてもおいしい。
おいしいが、とても強い。
合わせるものの味が、みんな負けてしまうのだ。
それで、今回はそれなりに工夫を凝らしてみた。
まずスポンジ。
コクを出すために、少しアーモンド粉を加えた。
(でも、別立ては面倒なのでしない、あたりが…。)
次はクリーム。
生クリームだとちょっと物足りない、と思ったので、カスタードクリームと合わせた。
バニラビーンズもたっぷり入れた!
ここまではよかったのだが、缶詰の黄桃は負けていた。
あーあ、次はパイナップル缶にしてみよう。
いつもクリームの固さが問題になる。
柔らかい方がおいしいよ、とか思っているし、
冷やすと少し固くなるかしら、とか思っているしで、
結局、柔らかめになる。
次こそは、気をつけよう。
(といつも思うのだが、こういう生のケーキは1年に数回しか作らないので、
やっぱり毎回そう思ってしまうわけだ。)
こういう生のケーキは久しぶりだが、やっぱりおいしい!!
これもレックスベゴニアの花。
12月25日撮影。
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