夏の土用の丑の日、今年は文月二十日が一の丑。
葉月の初日は二の丑。
さて、うなぎの匂いで思い浮かぶ景色。
仙台の一番町商店街の中にある、いろは横丁の思い出。
先代が店に立っていた数年前まで、稲毛屋はうなぎをさばいて串焼きを売っていた。
今は、娘さんが鳥料理で店を継いでいるが、うなぎは先代でお終い。
写真は、2013年の様子。
先代の頃は、時々、山鳥の羽が店先に飾ってあって、目を引いたものだった。
さらに、この店から奥の斜め向かい辺りに、うなぎの名店がある。
戦前は一番町4丁目にあったという明ぼ乃。
空襲にあい、戦後は今のいろは横丁に店を出す。
昔から井戸があるいろは横丁。
明ぼ乃では、今もその地下水を、うなぎのいけすに使っているという。