ふくらく通信

東北人が記す、東北の良さや震災の事、日々のなんだりかんだり。
他所で見る東北の足跡や繋がり、町の今昔や輝きを発信。

あの日のまちかど第19景 太白区郡山

2019-04-14 19:49:53 | ゆるゆる歩き:旧跡

8年前の今日、諏訪神社に立ち寄っていた。

震災から一か月を過ぎ、桜が咲き始めた頃だった。

 

当時住んでいた家は、郡山遺跡のすぐ傍で、近くに諏訪神社があった。

ゆえに正月や、どんと祭の時にお参りし、親しみのある場所。


ここの桜も咲いているかと寄ってみた。

すると、鳥居がない。


(2011年4月14日撮影:仙台市太白区郡山 諏訪神社)


震災で倒壊したらしく、そっと脇に置かれていた。


名石の稲井石、別名仙台石で作られた鳥居だった。

今は、新しく朱色の明神鳥居になっている。


さて、段を上ると、大きな桜が我らを迎えてくれた。

降りそそぐような枝垂れの桜が咲き始め、震災の傷を和らげる。

 

 (2011年4月14日撮影:仙台市太白区郡山 諏訪神社の桜)