8年前の今日、諏訪神社に立ち寄っていた。
震災から一か月を過ぎ、桜が咲き始めた頃だった。
当時住んでいた家は、郡山遺跡のすぐ傍で、近くに諏訪神社があった。
ゆえに正月や、どんと祭の時にお参りし、親しみのある場所。
ここの桜も咲いているかと寄ってみた。
すると、鳥居がない。
(2011年4月14日撮影:仙台市太白区郡山 諏訪神社)
震災で倒壊したらしく、そっと脇に置かれていた。
名石の稲井石、別名仙台石で作られた鳥居だった。
今は、新しく朱色の明神鳥居になっている。
さて、段を上ると、大きな桜が我らを迎えてくれた。
降りそそぐような枝垂れの桜が咲き始め、震災の傷を和らげる。
(2011年4月14日撮影:仙台市太白区郡山 諏訪神社の桜)