去年、新型肺炎のニュースを初めて見た時に、真っ先に思い出したのはSARSのこと。テレビを見ながら、「嫌なニュースだね。SARSみたいにならないといいけど。SARSは、たった1人から4人くらいに広がって、それが世界中に広がったんだよ。前にドキュメンタリーを見たんだ」とパパに話した。
それをパパが覚えてて、「本当に、お前の言ったとおりになったな」と言ったのが10日くらい前だろうか。
日本国内の患者数とか、潜伏期間に人に移るという話や、ニュースから無症状感染者が意外にも多く確認されてる印象が伝わってきて、むしろSARSよりも、今回の新型肺炎の方が怖い気がする。
毎日都内に通勤してるから、人混みを避けることも難しい。ぎゅうぎゅうの通勤電車には、明らかに中国からの旅行者だなという人たちも結構見かけるし、彼らがみな保菌者というわけではないと、分かってはいるけど、やっぱり少し不安にはなる。
何が怖いって、ウイルスは肉眼で見えないというのが、本当に怖い。
できることと言えば、マスクに手洗い、うがい、栄養をしっかりとって、よく寝て、免疫力を高めておくことくらい。一般人がするマスクは、ほとんど効果がないという話もあるけど、人に移さない、とにかく咳やクシャミをばら撒かない、という点で効果はあると思う。無意識に咳払いすることだってあるだろうし、それに、やっぱり電車などの密閉空間では、直接空気を吸い込まないだけでも、少しは違うんじゃないかな。
実際、私は冬中マスクをするようになってから、風邪をあまり引かなくなったし。
今も都心に向かってるけど、本当に嫌だなぁ。