モヤモヤが残るオリンピック

2022年02月21日 18時20分00秒 | 日記
昨日で北京オリンピックが終わった。

今回のオリンピックは、モヤモヤすることが多くて、純粋に楽しめなかったのが本当に残念。特に、採点競技のあり方について、色々考えさせられた。

なかでも、一番モヤモヤしたのが、フィギュアスケート女子シングルの、ドーピング問題。あれはね、やっぱり、ワリエワ選手の出場を許可したのが、間違いだったと思うな😥
スポーツ仲裁裁判所に出てもいいと言われたら、彼女の一存で、私は辞退します、とは言えない状況だろうし、出ても出なくても地獄が待ってるみたいになって、本当にかわいそうだった。
他の国の選手たちだって、ドーピング問題のせいで団体戦のメダルがもらえなかったり、メンタル面での苦労も多かっただろうから、巻き込まれた人たちは、すごく気の毒だと思う。


ドーピングの問題を置いておいても、ここ最近のフィギュアの状況は、個人的にはあまり好ましくないと思ってる。
本来、要素の一つに過ぎなかったジャンプの比重が大きくなりすぎて、特に女子は、小さい頃から国家を挙げて訓練されてる体重の軽い若いロシア選手が上位を占めるようになったけど、まるで使い捨てられてるみたいにどんどんいなくなっては、新しい選手が出てきて、見てるとちょっと薄ら寒い気持ちになる。

ロシアの選手はみんなガリガリに痩せてるし、年齢を重ねることで出てくる表現があるのに、そこにたどり着く前に消えてしまって、フィギュアスケートは、ジャンプを競うだけの競技みたいになってしまった。子どもの頃から大好きで、スケート選手になりたいと思ってたくらいなのに、最近あまり好きじゃなくなっちゃって、本当に残念でならない。

結局、主観にとらわれずに採点するには、ジャンプなどの技術は分かりやすいけど、演技・構成点、つまり芸術点みたいなものは、客観的に点数にしづらい部分も多くて難しいんだよね。そこの比重を重くすると不正の温床になりかねないから、フィギュアスケートは、そもそも競技には向かない種目なのかもしれない。

でも、試合だからこその緊張感と、その中で全力を出し切った選手の演技は本当に素晴らしいから、なくなってほしくない。

今回の件をきっかけに、国際スケート連盟が、シニア大会出場の年齢制限引き上げを検討してるらしいけど、それによって良い方向に向かってくれるだろうか?

以前のような、技術と表現のバランスのいい競技に戻ってくれたらいいんだけど。





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