福井7人の工芸サムライ

福井県にある国指定7つの伝統的工芸品の職人やモノづくりや産地、福井にまつわる事がらをご紹介します。

福井の伝統を伝える素晴らしいイベント

2016-06-19 17:35:27 | 地方活性化について

福井県には「越前和紙」という約1500年前から続く伝統工芸があります。

日本で唯一、紙の神様もいるという産地でも有名です。

これからの伝統工芸は作るだけでなく体験、発信も大事だということで

地元・福井西武さまと協力し地元の人にも体験できるイベントを開催しました。

 

現役の職人さんが地元の子供たちと触れ合いながら作品を作っていきます。

越前和紙のランプシュエード。この奥ゆかしい表現はは機械紙では難しい?かもしれません。

 

越前和紙のリボン。



越前和紙和紙の型染め。

値段から分かるように利益を取ろうとしているのでなく

「知ってもらいたい、興味を持ってもらいたい」という気持ちがよくわかります。

ちょっとしたワンポイントをつけるだけで大分華やかになりますね!

今日体験した子供たちが将来、自分の子供に語り継いでくれると本望だと思いました。


Turns ヒトモノづくりvol.1登壇いたしました。

2016-02-26 00:00:00 | 地方活性化について

TURNSさまでゲストスピーカーさせていただきました。

 

 

Turns ヒトモノづくりvol.1無事終了しました。移住、モノづくり、地域活性化と難しい課題が多いですが地方にいる僕たちが頑張っていかないとと改めて感じました。

 

 

ゼロからのものづくりはしない、産地の技術や素材を活かしたデザイン&ものづくり。

職人さんやメーカーさんとともにトライし続けること。

どの分野にも共通するヒントが、たくさんあったと思います。


地方活性化とは

2016-02-25 20:30:53 | 地方活性化について

昨日「ものづくりは地方活性化するのか」という質問を頂いた。

僕たち製造側としては最大のテーマである。
ものを作るだけでは活性化はしない。
しかし何もしないと衰退するだけである。

「ものを作って売る」=利益を確保することが職人たちの本来の仕事である。

明日生きていく仕事(ライスワーク)を抱えて
将来のため(ライフワーク)の仕事をすることは大変難しい。
朝から晩まで(8時間)作業をして将来を考える時間(2時間くらい?)となかなか時間が取れない。

「新しい市場からお金を発生させる」
0からなのでやればやった分だけ業績に反映する。

「元気のある若者にエネルギッシュに色々動いてもらう」
よそ者、若者、馬鹿者に内部からは見えない視点で長所を引きだす。

トップダウン」で活性化する
市長、知事が率先して活動する。

鯖江は今の牧野市長がいる限りその土壌は整っていると思う。
市長が元気なうちに僕たち若者が率先して地方活性化に取り組んでいきたい。


田舎を悲観することはない

2015-01-25 22:59:10 | 地方活性化について

チョコレートがつまみの熊本です。

「なぜ 福井に来たの?」
大学時代からよく福井のひとに聞かれた質問です。

国立か公立で地元から近くて日本海側に来たかったという簡単な理由だった。
新しい環境で新しい出会いを楽しみに胸を躍らせていたのを思い出した。
当初、卒業後は地元に戻ろうかと思っていたけど総合的に考えて福井を選んだ。
福井は田舎だけど、僕の地元も田舎なので抵抗はなかった。
むしろ、病院、商業施設、人柄は福井の方が素晴らしいと思う。

なぜ田舎だということだけで劣等感があるのだろう。
それは都会にも負けないモノがあるって気づいていないからかなって思う。
県民性なのかな。。。あまり俺が俺がっていう人が少ないかなって感じる。
東京ではこんなに伝統のある産業が集積した地域はないんです。
もっと誇りを持っていきたいですね!

若者は都心に憧れを持って修行にいって経験を積んだらやっぱり地元がいいなって
帰ってきてくれるといいですね。
こんなにモノづくりの集積した地域はないからね。