鯖江地域活性化プランおとな版が先日開催された。
自分はメガネ部門で「メガネを使った鯖江ブランディング」ということになっていた。
僕の理想は岐阜の白川郷。
白川郷はもともとある資源を有効活用したユネスコの世界遺産にもなった観光地。
僕が最近強く思うことは、お金をかけて新たな箱物を作るより
その地にしかないもの、人、技術てのが必ずある。
すでにそれが独自性、差別化になっているのではないかということに気づいた。
メガネは日本の製造シェア96%と一つの産業がこれほど集中している産地は日本にはない。
簡単に言えばオンリーワン、敵なし状態である。
今回僕たちがプレゼンしたことはメガネを売ることではなく
メガネの街鯖江を使ったブランディングである。
だいぶ規模は小さくなったがお土産というものを通じたプランニング。
最初は自分も白川郷のような巨大産業観光のプランを想像していたので
お土産と聞いた時には拍子抜けしたのを覚えている。
しかしこのお土産というのはすごい破壊力があることに気づいた。
何の縁もゆかりもない人が買っていき、これまた何の縁もゆかりのない人に宣伝するのだ。
「この前福井県鯖江に出張に行ったんだけどさ、メガネの産地なんだってさ」「へー」
そして口コミで広がっていく。口コミやSNSは今やブランディングには欠かせない要素の一つ。
そしてある人は思うだろう。普段何気なくしているこのメガネ。
「なんで鯖江が日本一大産地になったのかネットで調べてみよう」と
そこから「よし行ってみよう」となってみたらこっちのもんだ。
たかがお土産だが僕は最高のメンバーでまず一つ実績を作っていこうと思う。
お土産の次は何を考えようか。すでに自分は次のことを考えている。
そういう時間を楽しく感じるよになってきた。