先日、福井県庁主催『福井ふるさとエコノミーセミナー』が開催されました。
メインのセミナーでは地元住民が
地元の食材などに関心を持ち
県外から県内に入荷される商品の1%でも
同じ県内で購入すれば地域資源は
今より豊かに循環するというもの。
私も地域の先進事例として「福井7人の工芸サムライ」
のこれまでの取り組みについてお話しさせていただきました
私たち地域で有志団体を作って活動している人たちの
共通していることは行政主導・補助金ベースではなく、
自分たちの地域は自分たちでなんとかしないとという
危機感からくる行動によるもの。
『行政に頼らず、住民主体で自分たちの地域が消滅しないように自ら主体となって取り組む』
いつの間にか私たちは利便性やコストを重視するあまり
自分の住む地域をおろそかにしがちになっていました。
自分たちの子供が社会人になった時、私たち地域に仕事場として選んで、
生活できるような場を作ることも私たちの宿命ではないでしょうか。
会場となった「福井国際交流会館」
地元の伝統工芸品の越前和紙の壁面
小浜地方の若狭メノウ細工のドアノブ
メノウ細工の職人は今二人しか活動しておらずお一人は65歳です。
絶滅の危機に瀕しています
おそらくこの同じドアノブを作ること今後ないかもしれません。
1500年前から続く越前漆器の技術を使った装飾品
こうやって地元の技術を使った建物を使うことも
地域貢献の一つです。