県内の伝統的工芸品を集めた「福井七人の工芸サムライ展」が、若狭町市場のパレア若狭で開かれている。
七月十六日まで。入場無料。火曜休館。
若い世代に地域の工芸技術に関心を持ってもらおうと、鯖江市の眼鏡フレーム素材商社キッソオの熊本雄馬さんが発起人となって企画。県内の国指定伝統的工芸品七品目(越前和紙、越前たんす、越前漆器、越前焼、越前打刃物、若狭塗、若狭めのう細工)の創作をリードする若手七人の作品や愛用の道具など二百五十点を展示している。
会場を訪れた若狭町鳥浜の陶芸家清水康江さん(42)は「工芸品展は嶺北が中心。こちらで一堂に会して見ることができる機会はあまりない」と話し、熱心に作品に見入っていた。
会期最終日には、職人らが指導する工芸体験教室を予定している。