今回はスミレを中心に
先ずは日本海側に多く分布するナガハシスミレ。
見分けるのが難しいタチツボスミレの中では飛びぬけて長い距を持っている。
別名テングスミレ。これなら私にでも迷うことなく同定できる。
日本だけでなく北米大陸の北東部にも分布するという。こんな小さな花がどうやって太平洋を渡ることができたのだろうか。
一年前新潟の離島粟島を訪ねたとき、山道で出会った。その時の記事はここに
見れば見るほど テングスミレの名が腑に落ちる。
木の股に咲いていた
次のマキノスミレも赤紫色の花弁、細長く直立する葉など私にとっては特徴が分かりやすいスミレだ。
ただ近縁種のシハイスミレやヒナスミレとの区別がしっかりできるかというと自信はない。
別名はホソバスミレ
雪の消えた早春、降り積もった枯葉の間から可愛らしい顔をのぞかせる。
オオバキスミレは雪国を代表するスミレ
日本海側の山地に大群落を作る。分布域は北海道から京都の北部まで。
太平洋岸に多いキスミレは花が大きく、花と葉がさほど大きさが変わらないので区別できる。。
日当たりのよい山道で見かけたニョイスミレは咲きだしたばかり。
このスミレは桜が散ってしまってから咲き出し、花期が4~6月と遅い
あと2.3種類はスミレを見つけたのだが、いずれも同定は難しい
これはスミレサイシンかな?
スミレサイシンの白花?
やはりルーペを持ってしっかり観察する必要があるようだ。
ひっそりと咲きだしていたジロボウエンゴサク。この花はスミレの太郎坊に対して、
次郎坊と名付けたという。
こちらはミチノクエンゴサク
前日は咲いていなかったのだが、春の陽気に誘われて咲き出したイワカガミ
コミヤカタバミ
一株だけやっと見つけたキバナアマナ
とりあえずはこの辺で。